98年のワールドカップフランス大会では予選3試合とも出場するも、勝利をあげることができずに敗退。02年の日韓大会では、控え選手となり一度も出場機会を得られませんでしたが、ジーコJAPANになってからはほぼ全試合出場。日本の「不動の守護神」として06年ドイツ大会へとチームを導いてきました。
179センチという身長は、ゴールキーパーとしては小柄ですが、それを補って余りある反射神経と俊敏さ、勇敢さを備えています。また、非常に集中力が高いことも特徴で、舞台が大きければ大きいほど、追い込まれれば追い込まれるほど、信じられないくらいの素晴らしい動きを見せてくれます。
1996年アトランタ五輪でビッグセーブを連発しブラジルに勝利した「マイアミの奇跡」。
2000年アジアカップ・サウジアラビア戦での鉄壁の防御。
2004年アジアカップ・ヨルダン戦での、まさかの逆転PK。
これら大舞台での活躍は「川口に神が降りてきた」と評されるほどで、彼のここ一番での勝負強さと集中力を語る上で外すことができません。
3度目となる世界一の大舞台・ワールドカップでは、熱い想いとその集中力で、日本のゴールを守ってくれることでしょう。
[追記 2006.06.23]
皆様ご存知のとおり、日本は予選リーグ敗退となりました。対オーストラリア戦1-3、対クロアチア戦0-0、対ブラジル戦1-4と、世界に対して「力負け」という観のあった今回大会では、代表チームへの失望の声が多く聞かれます。
そんな中で、逆に評価を高めた数少ない選手の一人が、この川口選手です。暑さで足の止まるプレーヤーが多い中での孤軍奮闘。特にクロアチア戦でのPKは、彼の驚異的な勝負勘を証明する美しいセーブでした。
辛口な海外メディアも、「ゴールキーパー川口に、日本は救われた」「川口がいなかったら、日本チームはもっと悲惨な結果になっていただろう」と、彼個人に高い評価をつけています。
⇒ 川口は「英雄」 ドイツ紙が評価
⇒ GK川口がベスト11に 伊スポーツ紙
⇒ 川口の活躍で決勝T進出に望み 英PA通信
⇒ 中国紙が川口選手を絶賛「歴史的活躍」
⇒ クロアチアFWスルナ、川口の好セーブに脱帽
また、6月23日のブラジル戦で、国際Aマッチの出場回数が通算92試合に達し、キング・カズを抜いての日本代表選手単独2位にランクされました。ちなみに1位は井原正巳選手の123試合です。
富士の少年は、日本代表の守護神に成長し、世界のカワグチとなりました。比較的選手生命が長く、経験と勘が重要なゴールキーパーというポジション。ベテランとなったこれからも、彼はまだまだ進化し続けることでしょう。
最後に富士市出身らしい、彼の名言を。
世界には富士山より高い山はあるけれど、富士山より美しい山はないと俺は思っている。
サッカーでもそうありたいよね。
日本よりサッカーが強い国は何十とある。でも、いつの日か、日本のサッカーは真似が出来ないほど美しいと言われるようになりたいんだ。
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