『駿府の大御所 徳川家康』 小和田哲男
■『駿府の大御所 徳川家康』 小和田哲男 静岡新聞社 教養・新書
今年2007年は、大御所・徳川家康公が駿府城に入城してから400年の節目の年。静岡では「大御所四百年祭」関連の各種イベントが開かれています。メインとなるのは、10月に行なわれる「大御所スタイル」ですね。
その「大御所四百年祭」の記念書籍ともいえるのが、この本です。今川氏の人質として駿府で少年時代を過ごし、若き日に拠点を置いたのは浜松。老いては将軍の座を退いて駿府に落ち着き、そこで生涯を閉じた「静岡人・家康」の一生をたどります。
家康とはどんな人物だったのか。どのような長所を持ち、どのような短所を持っていたのか。なにが彼を天下人にしたのか。家康の戦略にはどんな特徴があったのか。なぜ早々に征夷大将軍を退いたのか。そしてなぜついの住処に駿府を選んだのか。
こうした興味深い事柄を、資料に基づきしっかりと分析、解説してくれます。以前に紹介した小説『影武者徳川家康』のモチーフである「家康替え玉説」についても言及していますが、原則としては否定的。奇をてらわない正統派の歴史研究によって、人間・家康の像を浮かび上がらせています。
やや難しい記述もある本書ですが、せっかくの読書の秋、ぜひ挑戦してください。そして、400年前の静岡で活躍した「平和をもたらした英雄」の姿を、あなたの頭の中でよみがえらせてみてください。
<by Ko>
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【関連リンク】
⇒ 『駿府の大御所 徳川家康』 小和田哲男 静岡新聞社
⇒ 『徳川家康』 山岡荘八 講談社
⇒ 『影武者徳川家康』 隆慶一郎 新潮社
⇒ 漫画版『影武者徳川家康 complete edition』 原哲夫/隆慶一郎 徳間書店
⇒ 『よみがえる日本の城 駿府城』 学習研究社 ムック
⇒ 復元模型で見る日本の城(上) 学習研究社
⇒ 『燃えよ駿府城』 喜安幸夫 大御所家康に復讐を誓う落ち武者の長編時代小説
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09:56 on 2007/09/25 【09】ホンでもってGO! | 固定リンク











コメント
作者名間違っていますよ。
結構有名人なのに...
投稿: | 2007/09/25 19:47:02
ありゃ。しまった。ありがとうございました。直しましたー。
投稿: Ko | 2007/09/25 21:15:17