あの世を観光!?伊豆で「地獄めぐり」を楽しむ!
伊豆極楽苑の極楽地獄めぐり。
ひゃっほーい。
場所は中伊豆から土肥に抜ける国道136号線沿い。
山道に突如現れる赤鬼が目印です。
地獄があるとは思えない、素晴らしい笑顔ですね。
それとも罠!?
外にはシュールな顔ハメパネルやちび鬼がお出迎え。
軽快なBGMが流れる雰囲気は期待値が上がります。
ということで受付を済ませて中へ、
こちらのメインイベント「極楽地獄めぐり」は、
一言で言えば「死後の世界の観光ツアー」とか。
ほほう。
とりあえず行ってきまーす。
まずは死んだ人が行く「死出の山」。
真っ暗な険しい山道を7日間一人で歩くそうです。
ひえー。
山を越えると現れるのは三途の川。
ここを渡ればもう後戻りはNG。
現世ともおさらばです。
三途の川を渡る方法は3つ。
善人→安全な橋を渡る。
大半の普通の人→浅瀬を難なく渡る。
悪人・罪人→7日7晩流され溺れながら向こう岸にたどり着く。
でも、ここで1つだけ裏技が・・・。
さっきの写真奥に鬼が見えますよね。
この三途の川には、鬼がバイトで舟頭をしている渡し舟があり、
お金を渡せば乗せてもらえるんです。
棺の中にお金を入れたり、
「地獄の沙汰も金次第」というのはここからきているそう。
次に、見えてきたのは「閻魔様」
閻魔様の前には懺悔(ざんげ)台と懺悔ノートが置かれ、日頃の懺悔ができます。
懺悔後は楽しい地獄ライフのはじまりはじまりー。
どういった世界に送られるのかというと・・・
死ぬ時にワキから激臭を発し、誰も近づかなくなるという「天上界」。
食べられるのは糞尿だけという「餓鬼界」などへ振り分けられます。
・・・ものすっごく行きたくない!
地獄じゃないけど、すでに地獄な気がします。
でもでも本当の地獄界は釜で煮られるなんて序の口。
入口にあったにこやかな鬼はまったく出てきません。
あまりにもショッキングな内容のため、地獄界で行われる拷問は伏せますが、
目を覆いたくなるようなインパクト。
悪いことは絶対できなくなりますね・・・。
伊豆極楽苑さんは家族経営で、館内はすべて手作り。
館長のお母さんが末期がんを患った際
お父さんが「死ぬのは怖くないよ」と伝えるため作ったことが始まり。
怖くない・・・?
どれもこれも結構な恐怖度だったんですけど・・・。
3人の息子さんも途中から手伝い始め、
長男は絵を担当、次男は大工仕事、三男は鬼を担当と、
一家の総力を結集した超大作でもあるのです。
観光客には、子ども連れのファミリーも多いそうで、
血みどろのジオラマを前に「ウソつくとね・・・」と言えば抜群に効き目がありそうです。
ただ最後には救いもあるんです。
それは、行ってのお楽しみ。
ちなみに18歳未満NGの秘宝館もあります。
彼氏彼女や友達とセット券で楽しむのもいいかもしれませんよー。
■伊豆極楽苑
0558-87-0253
伊豆市下船原370-1
【営業時間】10:00~16:00
【定休日】木曜日
【駐車場】20台
<入館料>
地獄極楽めぐり/大人500円、中高生400円、小学生300円
秘宝展/大人300円
地獄極楽めぐり+秘宝展/大人700円
より大きな地図で TNC静岡ジモティーズ を表示
(by スタジオムーン)
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