今回は地区別のコアなネタ、そして地元企業ネタが多くなっております。
(参考資料:『ビバ★いなかもん!』永浜敬子 講談社)
このコーナーは今後は不定期連載といたしますのでご了承ください。
【注釈】
[投稿151] タカアシ蟹
現存する世界最大のカニ。大きなものでは足を広げると3~4mにもなるらしいから驚きだ。
静岡では主に伊豆地区、戸田あたりの名産品として知られており、この巨大ガニを豪快にボイルした料理が出される。
日本近海の固有種で、駿河湾・相模湾・伊豆七島など静岡近辺の海以外では、土佐湾など限られた地域にしか生息していないらしい。節足類としては非常に古い種とされており、「生きた化石」とも呼ばれている。
世界最大の節足動物。生きた化石。
みなさん、その貴重さを肝に銘じた上で、タカアシガニをむさぼってほしい。
Koです。
今回は9月ということで、防災関係ネタからスタートです。
[投稿141] | イベント会場の隅に、「地震体験コーナー」が当然のように設置されている。(富士宮市・しんせ) |
[投稿142] | 福引や懸賞の賞品に、「防災グッズ」が入っているのが珍しくない。(裾野市・モットー) |
[投稿143] | 学園ドラマを観ると、教室に「座布団型防災ずきん」が見当たらないことに違和感を感じる。(袋井市・へめ) |
[投稿144] | 静岡朝日テレビを「けんみんテレビ」と言ってしまう。(静岡市清水区・もっち) |
[投稿145] | 「いずっぱこ」が何の略称か分かる。(東京都江戸川区・茅都) |
[投稿146] | お茶割りと言えば緑茶割りの事である。(静岡市清水区・ヤマ タカ) |
[投稿147] | 小学校でみかんジュースの日があった。(愛知県豊橋市・ごんぞう) |
[投稿148] | 「フライドポテト」とは違う「ポテトフライ」が、お惣菜として売られている。(静岡市葵区・オレンジ77) |
[投稿149] | 静岡茶ゴーフレットの歌を誰かが歌いだすと、つられて一緒に歌ってしまう。(静岡市清水区・だいちゃん) |
[投稿150] | レストランで注文に迷った時、「じゃ、ご主人、自慢のアレを」というボケが頭をよぎる。(磐田市・平ちゃん) |
(参考資料:『ビバ★いなかもん!』永浜敬子 講談社)
【注釈】
[投稿141]地震体験コーナー
防災と関係あろうがなかろうが、静岡県内のイベントにつきものなのが地震体験車。プロは「起震車」と呼ぶようだ。
親子向けイベントを中心にしばしば現れ、安定した人気を集めている。「しっかり体験しておくべきだ」という真面目な使命感と、「でもなんかちょっとだけ楽しそう」という絶叫アトラクション的期待感の絶妙なバランスが、この人気の秘密であろう。
はじめはジェットコースターに乗るような好奇心でかまわないので、ぜひとも「起震車」に乗車してみていただきたい。大震災レベルの揺れが強烈なものであることを実感でき、防災意識は高まるはずだ。
Koです。
今回は、季節ネタと地理ネタを多めにピックアップしてみました。
[投稿131] | 富士登山駅伝は「なんだってこんなことを……」と思うが、見ればやっぱり熱くなってしまう。(御殿場市・じぇー) |
[投稿132] | 高校野球は、甲子園よりもむしろ県予選のほうが盛り上がる。(島田市・じぃじ) |
[投稿133] | 交通事故が多いのは、県民のせいばかりではないと思う。(富士市・Mediea) |
[投稿134] | 歩行者信号横断ソングが「あ~たま~をくぅもぉの~」の「富士山」である。(焼津市・RIDER) |
[投稿135] | 明日の天気は「ソーセージおじさん」が知っている。(磐田市・HANA) |
[投稿136] | 丸子や東新田などは「川向こう」と呼ばれ、静岡市民の中で微妙な差別を受けている。(藤枝市・颯くんパパ) |
[投稿137] | 「そこの角を北に行って……」など、東西南北で方向を把握する。(富士市・しーの) |
[投稿138] | ただし、東部人は富士山が見えないと方向を見失う。(富士市・しーの) |
[投稿139] | 西部人は、道に迷うとアクトタワーを捜し求める。(浜松市・すぎすぎ) |
[投稿140] | 西部人にとって伊豆は遥かな地であり、そこを訪れるのはもはや「旅」だ。(浜松市・shyboy) |
(参考資料:『ビバ★いなかもん!』永浜敬子 講談社)
【注釈】
[投131]富士登山駅伝
毎年夏に行われる、おそらく日本一過酷な駅伝レース。2006年現在は、御殿場市陸上競技場を出発点とし、富士山頂にいたる往路26.6キロ、復路25.2キロを12人のたすきがつなぐ。高低差3,199mは、駅伝大会として世界一を誇る。ちなみにテレビ中継は全国ネットで放映される。
一般に往路が「華」とされる駅伝では珍しく、この大会の一番の見所は「大砂走り」と呼ばれる復路の一区間。柔らかい火山灰がつもった急斜面を、転倒を恐れずに駆け下りる姿は、陸上競技というよりはもはやスタントに近い。
大正2年に始まったこの大会、当初は「富士登山競走」といい、個人戦だったそうである。やはりというべきか、途中で意識を失う選手が続出したため、大正13年に駅伝形式に変更されたらしい。
「長距離走」と「登山」という、それをやらない人間にとってはまったくもって意味のわからない二大行為のドッキング。しかし、極限まで高められたその無意味さが、富士登山駅伝それ自体を純粋な目的にまで押し上げており、毎年胸を熱くさせてくれるドラマが展開される。
なぜ走るのか。───そこにゴールがあるからだ。
なぜ上るのか。───そこに山があるからだ。
なぜ下るのか。───上っちゃったんから、しょうがないじゃん。
今回は、西部地区ネタを多めに採用してみました。
[投稿121] | 全国放送の「ジュビロいわた」のイントネーションが許せない。 (静岡市・まぎぃ) |
[投稿122] | 浜名湖は「湖」ではなく、「海」だと考えている。(東京都江戸川区・なっと) |
[投稿123] | アサリを捕ることを“貝拾い”という。(東京都江戸川区・なっと) |
[投稿124] | 「けんみん映画祭」の復活をひそかに切望している。(焼津市・りっき) |
[投稿125] | 餃子にはもやしがつきものだ。(湖西市・うっちー) |
[投稿126] | 建前の餅まきには、どこからともなく人が集まってくる。(袋井市・やかんのヤッちゃん) |
[投稿127] | 新装開店の花輪の花を、お客さんがもって帰る。(静岡市・バンジョー) |
[投稿128] | うなぎパイのお徳用われせんパックを、最近あまりみかけないのがさみしい。(磐田市・西部のガンマン) |
[投稿129] | 寿司の基本は、マグロだ。(沼津市・クッシー) |
[投稿130] | 「イルカが好き」という場合、「食べるのが」という可能性を無視できない。(静岡市・あやぱぱ) |
(参考資料:『ビバ★いなかもん!』永浜敬子 講談社)
【注釈】
[投121]「いわた」のイントネーション
投稿者コメント:「いわた」の「い」の字を強く発声してほしい。「エビのせわた」みたいに発声されると、どこのチーム?って感じ。 「ヤマハ」のイントネーションも然り。
「いわただよ、い・わ・た」というのは、磐田市民にとっては特に譲れないところ。後ろをやや上げたフラットぎみの発音では、地名ではなく人名のように聞こえる、というのがその強い主張である。
「ヤマハ」「スズキ」の発音や、以前にも言及した「くつ」「ふく」「しやくしょ」など、共通語とイントネーションの違う言葉は意外と多い。静岡では比較的、語頭にアクセントを置くことが多いようだ。
例1)「市役所」 静岡弁:しやくしょ 共通語:しやくしょ
例2)「嫌」 静岡弁:いや 共通語:いや
それでは今回も元気に地元ネタ、行ってみましょう。 カッコ内は投稿者のペンネーム、敬称略です。
[投稿111] | 「とぶ」というのはもちろん走ることだ。(藤枝市・ガルマザビ) |
[投稿112] | 運動会といえば、「青いみかん」が思いうかぶ。(富士市・あけみ) |
[投稿113] | 新幹線から富士山の写真を撮影している人を見ると、嬉しくなる。(富士宮市・アッコにおまかせ) |
[投稿114] | 全国の天気予報図で、東京の隣がすぐ名古屋なのはどうかと思う。(静岡市・ちびくじら) |
[投稿115] | 「こば」「こばっちょ」に「小林君のあだ名」以外の意味があることを知っている。(富士市・ひじぱ) |
[投稿116] | 漢方薬の「ニイヤ」のおじいさんは、今おいくつなんだろう、と無性に気になる時がある。(浜松市・ジブリっこ) |
[投稿117] | 由比町を通るとき、思わず「世界一列皆兄弟」を探してしまう。(静岡市・heidi) |
[投稿118] | 子供の頃、ネットに入れたサッカーボールを蹴りながら通学したことがある。(静岡市・こうむしみむし) |
[投稿119] | 『キャプテン翼』の舞台は、静岡~清水地区だという確信を持っている。(富士市・Mediea) |
[投稿120] | しかし、「南葛市」の名前の由来が、東京の「南葛飾」だと知ったときにはがっかりした。 (磐田市・ターヒラ) |
(参考資料:『ビバ★いなかもん!』永浜敬子 講談社)
今回は、W杯開始記念ということで、すこしサッカーネタを多めに入れてみました。
【注釈】
[投111]とぶ
投稿者コメント:よくばーちゃんから急いで行きなさいという時に「あんた、はやくとんできな。」と言われた思い出があります。
何人かの方から寄せられた、方言に関するネタである。他の地方で使っても、イメージは十分に伝わるので、笑われることは少ないだろう。江戸っ子も急いで行くことを「すっとんでく」などと言ったりするわけで、こんなところにも、徳川時代における静岡と東京(江戸)とのつながりを見ることができる。
年配の方だと「徒競走」、つまり「かけっこ」のことを、「とびっこ」「とびっくら」などと呼ぶ。さすがにこの言葉は他の地方では通じず、「うまとび」あたりに勘違いされる恐れがある。
なお、方言についてはこの他にもたくさんの投稿をいただいたが、「かじる」「ら・ずら」「っち」「ちゃっと(19番の項参照)」などいくつかの方言については、他のコーナーですでに扱ってしまっているため、この「うなずきチェック」では採用を見合わせた。ご了承いただきたい。
今回から投稿編。みなさんから頂いたネタを公開いたします。おかげさまで、思いがけないほどのたくさんの投稿を頂きました。
それでは投稿編、栄えある第1回、スタート! カッコ内は投稿者のペンネーム、敬称略です。
[投稿101] | 「お茶」といえば緑茶のことで、それ以外は「お茶」と言わない。(袋井市・やかんのヤッちゃん) |
[投稿102] | 家で飲むお茶を買うことは無く、基本的に香典返しの品だ。(磐田市・HANA) |
[投稿103] | お茶を飲みながら、食事をする。(富士市・Mediea) |
[投稿104] | お茶の銘柄には、実はあまり詳しくない。(静岡市・ななこ) |
[投稿105] | 静岡県の市町村名はテレビ静岡の歌『ごてんばあさん』で覚えた。(富士宮市・ちびみい) |
[投稿106] | 夕方のテレビ番組は『静岡○ごとワイド!』か 『とびっきり!しずおか』かで迷う。(富士市・ひじぱ) |
[投稿107] | 麺類といったら、うどんよりそばだ。(静岡市・heidi) |
[投稿108] | 他県のそば屋で、「桜海老天そば」に入っていたのが、 明らかに桜海老でなくてイラッとした。(藤枝市・ゴン太) |
[投稿109] | 桜海老は静岡でしか水揚げされない、ということは自慢だが、 ちょっとだけ「本当かな?」と思っている。(静岡市・ハンズ) |
[投稿110] | 回転寿司で普通に「生しらす」が回っている。(沼津市・はな) |
(参考資料:『ビバ★いなかもん!』永浜敬子 講談社)
【注釈】
[投101]お茶=緑茶
投稿者コメント:玄米茶は玄米茶、ウーロン茶はウーロン茶と言い、その他のものも含めて「緑茶」以外のものを「お茶」とは呼ばない。
他の地方では、「お茶」というと「○○茶」と名のつくものすべてを示しているイメージがある。最も広義に解釈するならば、コーヒーなどを含めた「飲み物」を意味するだろう。
もちろん、静岡でも「お茶しよう」が「緑茶をすすろう」の意になるわけではないが、他県よりも「お茶」という言葉が「緑茶」を示す確率が圧倒的に高い。静岡ではやっぱり「お茶は緑茶」なのである。
企業を訪問した時、東京ではよくコーヒーが出てくるが、静岡では緑茶が出てくることが多い。そのお茶が美味しかったら、他県から訪れたビジネスマンは「さすが静岡だなあ!」と思うわけで、こういう期待にはビシッと応えてあげたい。
当カテゴリ「静岡うなずきチェック100!」では、こちらの【静岡うなずきチェック】投稿募集!にて、みなさんからの作品を募集しています。この度、その採用と掲載について以下のような方針を定めましたので、投稿してくださる方は、ご理解のほどよろしくお願いします。
以上よろしくお願いします。
Koです。2006年4月公開の「第10回」をもって、「静岡うなずきチェック」は無事100項目に到達し、ついにゴールを迎えました。本来ならここで「終了~!」なのですが、せっかくの人気コーナーですので、もうちょっとだけ続けたい! でももうKoはネタ切れ!
というわけで、皆様からの「静岡うなずきチェック」の投稿を募集したいと思います。
・静岡県民の常識
・静岡県民の中だけで通じる内輪ネタ
・静岡県民がいつも感じていそうなこと
といった「静岡あるあるネタ」を大募集! これまでの静岡うなずきチェックのネタを参考に、ぜひともKoに知恵を貸してください。
Koの書いたネタは中部中心だったので、西部・東部・伊豆のネタを特に求む!
投稿はこちらから!⇒ 静岡うなずきチェック投稿フォーム
採用作品はTNCのメールマガジンと、このブログ「TNC静岡ジモティーズ」にて公開させていただきます。また採用された方には、記念品として「本染 静岡方言てぬぐい」を差し上げます。
本染めの粋な手ぬぐい。
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