栗原 はるみ(料理研究家)
栗原 はるみ(くりはら・はるみ) 料理研究家 1947年3月5日生
この2月に「料理界のアカデミー賞」こと、グルマン世界料理本大賞で、大賞を受賞した彼女。世界67ヶ国、5000冊を超える応募の中から選ばれました。日本人としては初の快挙だそうです。
出身は下田市。厳格な純和風の家庭で育ち、料理といえば、母親の作るものが全てだった彼女に、新しい料理の世界を教えたのは、兄とその友人でした。彼らの職業はカメラマンやデザイナー。スポーツカーに乗り、ピアノも弾く。
グルメでお洒落な彼らは毎週末、別荘でパーティーを開きます。そこでの料理は、ボーンステーキにマッシュポテト。カレーにはマッシュルームで炊いたご飯を添えて。和食しか知らなかった彼女には、すべてが新鮮に写りました。「珍しくて、人生を変えるような経験だった」。
その後、仲間の1人、ニュースキャスターをしていた栗原玲児氏と結婚。2人の子供にも恵まれ、家庭を守る主婦として暮らしていましたが、来客時の料理が友人の間で評判となり、玲児氏の勧めもあって料理番組のアシスタントの仕事を始めます。それをきっかけに、料理研究家の道へ。
現在は、器使い・花飾りから家事・収納まで、楽しい暮らしのアイデアを提案し、レストランなどのプロデュースも手がけています。主婦の視点で身近な材料を使った親切な彼女のレシピは、幅広い層に支持されています。
【関連サイト】
⇒ グルマン世界料理本大賞受賞作『栗原はるみのジャパニーズ・クッキング』
⇒ 栗原はるみさんの著作一覧
⇒ 栗原さんちのごはん
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