片山 伸次(力士)
片山 伸次(かたやま・しんじ) 力士 1979年9月6日生
2005年5月8日の大相撲夏場所で、新入幕が決まった片山関。県内出身の幕内力士は、潮丸関以来3年ぶり、昭和以降でも6人目だそうです。
焼津市に生まれ、小学校4年で相撲を始めました。中学時代は柔道部に在籍していましたが、その間も稽古を続け、高校から本格的に相撲に取り組みます。専修大学4年時には、全日本選手権3位という、輝かしい成績を残しました。
そんな実績がありながらも、2001年から規制が厳しくなったことで、片山関も前相撲からスタート。幕下まで順調に昇進しましたが、2003年の夏場所で7戦全敗。「魂のこもった稽古三十番と、何も考えない三十番はぜんぜん違う。」と自分の甘さに気付きます。
彼を影で支えるのは、女手ひとつで育ててくれた母親。強くなって、絶対に親孝行がしたい。その気持ちで、泥だらけの稽古を重ね、新入幕を掴み取りました。
幕内では決して大きいとはいえない179センチの体を闘志でカバー。それまでの学生相撲出身力士とは一味違った土俵人生を、黙々と歩み続ける彼には、ひたむきな押し相撲がよく似合います。
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