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2005年7月13日 (水)

【方言】第2回 「け」

腰くだけ方言講座
※このコーナーは静岡方言に関する勝手なコラムです。

今回は『け』について皆さんと考えてみたいと思います。
「……毛?」 ちがいます。ぽっ。はしたない。

私が静岡に来て初めに方言を感じたのが、語尾の『け』。
もちろん、東京弁にも語尾の『け』はありますが、「どこに置いたっけ?」のように「軽い疑問」という感じ。

「あー、忘れてたっけ! わりいっけや~!」の『け』に、
(その『け』は何!? 私の中にはそういう『け』はないのに!)
とライトな言語的違和感を味わったことを思い出します。

東京弁の『け』と同じ使い方もするみたいですが……
静岡の『け』は、東京の『け』よりずっーと軽いのかな?
言うなれば、静岡の『け』は、ふわふわ?

<by Ko>

【け】
[助動詞]動詞の終止形につく
静岡では男女、年代を問わず広く用いられている。共通語にも存在する語尾であるため、方言として目立つものではないが、その使用法を観察してみると、あきらかに方言。

共通語の「け」は、「君は浜松の出身だったっけ」とか「あの書類はどこにファイルしたっけ?」のように、確認・軽い疑問という使い方をする。もちろん、こうした「け」の使い方は静岡にもあるが、静岡の「け」にはさらに他の用法がある。それが上記「忘れてたっけ」の「け」であり、また「笑っちゃったっけ!」の「け」である。この用法は共通語にはない。

静岡の「け」は、現在完了・過去・過去完了の時制を持ち、「振り返りつつ感嘆・慨嘆する」という意味を持つようである。「~だったなあ」といったところか。調べてみたところ、これは古典で出てくる「けり」が語源となっているらしい。つまり「ばーか笑っちゃったっけ!」を訳せば「大いに笑ってしまったことよ」となる。静岡の「け」はなかなかに由緒正しい。

<by Ko>

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コメント

なにをかくそう(かくすほどのコトでもないが)私も語尾に「け」をつけて育った人間です。でも高校時代に衝撃的な出来事に遭遇しました。焼津から来ていた友人の語尾は「け」ではなく「け」と「き」が混ざったような発音をするんです。会社の上司にも大井川の人がいて彼もまたその発音でした。ほんとに生粋の地元の人しか発音できない不思議な音です。焼津も大井川より(大富学区ならまちがいなく)の所で使われているものと思われます。一度生で聞いてみてください、感動しますよ!

焼津のあたりは、静岡でもちょっと独特の方言とか発音があるようですね。「~だっき?」「~だっきねえ」など確かに聞くような気がします。「き」と「け」の間の音……焼津ネイティブの発音を聞き取るべく、今後耳を澄ましてみることにしますね。

初めてコメントします。「け」は方言なんですねー!「き」は方言だと思い、気をつけてたんですけど。私は10年東京にいましたが、静岡なまりって関西や東北ほどじゃないから、ちょっと東京人になりすまそうと気取ってたんですが、けっこう「それ、方言だよ」と指摘されていました。

そうですねー。静岡はイントネーションの「なまり」はそれほどないんですが、地の言葉としての「方言」はたくさんあります。「け」は共通語にもあるので、「ら」のように使ったら即ツッコまれる、ということはないでしょうが、「?」という顔はされるかも。神奈川出身の私は、静岡の「け」のニュアンスをつかむのにけっこう手間取りました。

私のような榛原町民はあまり使わなかったんですが、
(語尾はもっと恥ずかしい「だら~」ばっかり。笑)
御前崎から同じ高校に通う女性が「へえ~そうなんだ~」って
言うのを「へえ~そうけ~」って言ってたのには
驚きました。

まあ、榛原の人も「そうだっけか?」なんて言っていたので、
知らず知らずのうちに使ってますね。

むむむ。「そうけ~」の「け」は微妙ですね。疑問の語尾「か」のなまりの可能性が強いです。「そうか~」のなまり。
「そうだっけか?」は、東京で使ってもたぶんツッコまれないので大丈夫!

この「け」は西部オンリーですね
浜松に住んでいたとき広報に「これ知っとるけ?」というコーナーがあり
衝撃を受けたのを覚えています

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