水鳥 寿思(体操選手)
水鳥 寿思(みずとり・ひさし)体操選手 1980年7月22日生
2004年夏、アテネオリンピックで男子体操チームが28年ぶりに金メダルを獲得しました。その中のひとり、水鳥選手は静岡市出身です。
元体操選手の父・一夫氏は、本業の大工仕事の傍ら葵区に「水鳥体育館」を建て、五輪選手を誕生させたいと、夫婦で指導にあたっていました。6人兄弟の3番目に産まれた寿思氏も、6歳で体操を始めます。
生まれつき体が硬く、体操選手としてはマイナス面が多く見られた彼。父の目はどうしても、素質に恵まれた兄や弟に向きます。いつか認められたい。反対を押し切り、岡山の名門・関西高校に進学。その後、日本体育大学へ。高校・大学時代、何度も競技生活を脅かす大怪我に見舞われますが、自分を信じて努力を続けた寿思氏。それが実を結び、アテネに出場。水鳥一家の長年の夢が叶った瞬間でした。
人一倍努力すること、失敗しても決して諦めない忍耐力を持つこと。それらを中学時代までコーチだった父親から学んだのだそうです。アテネでは、代表に選ばれることが目標だったと言う彼。3年後の北京では、個人での金メダル獲得を目指します。
【関連サイト】
⇒ JOC アテネ五輪選手団ページ
⇒ インターネット百科事典ウィキペディア 水鳥寿思
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