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2005年8月 1日 (月)

安倍川花火大会攻略記

しぞーか日記
ビバ! 遊び場!

こんにちは、Koです。夏真っ盛り。静岡県内各地で花火大会が開催されております。先週の土曜日、7月30日は安倍川の花火大会。というわけで行ってきました。

でがけに、子供みこし(山車?)に偶然出くわしましたので、まずはその写真を。
20050731d
花火に出かける祭り気分を、盛り上げてくれますね。

さて、花火大会は楽しいものですが、一番厄介なのは「混雑」です。ここは一つ攻略法をしっかり考えて花火を見物する必要があります。

さあ、問題です。花火をゆったり楽しむのに、一番いい方法は何でしょうか?

答えは「会場近くに住んでいる友達の家に遊びに行く」です。あるいは「会場近くの住人と友達になる」「友達を会場近くに住まわせる」でもよいでしょう。持つべきものは友達です。泊まることにしておけば、帰りの心配もないから酒だって飲み放題でウッハウハです。「花火大会が近くなると突然友達が増える」という経験をお持ちの、安倍川沿い住人も少なくはないはずです。

しかし、世間というのはそううまくは行きませんので、普通はもっと工夫をしなければなりません。まずは「どのあたりから見るか?」ということが問題です。「遠くからでもいいや」と割り切るのであれば、どこかの高台から見るのも良いですが、やはり花火の醍醐味は腹に響く音。近くでその振動を感じたいですね。

安倍川花火大会に限って言えば、鉄則は「上流から見ろ!」。

見物客の大半は静岡駅・安倍川駅方面、つまり下流側からやってきますので、そちらは激しく混みあいます。ここは北に回りこむのがスマート。お勧めは、田町の安倍川緑地スポーツ広場付近。この辺であれば、場所取りに必死になる必要もなく、適度な迫力の花火を楽しめます。

さあ、それではいよいよ花火の打ち上げスタートです。
20050731b
夜空を極彩色で彩る、大輪の光の華。いいですねえ。

会場までの交通手段ですが、車で来るのは無謀かつ迷惑。電車とバスは、行きはいいのですが、帰りの混雑がつらいですね。自転車は近所の人にはベストですが、遠いと深夜の鉄人レースをする羽目になります。オススメは車+折りたたみ自転車。折りたたみ自転車を積んだ車で一定の場所まで近づき、駐車場を確保。そこから折りたたみ自転車で会場へ乗り込むわけです。
浴衣を着たい場合はちょっと無理ですが、機動力が高く周りへの迷惑も少ない手段です。ただし、会場に近づいて来たら、降りて手で押しましょう。子供の飛び出しも多いので、人ごみで自転車を走らせるのは危険です。また、自転車の場合は、どこに停めたかよく覚えておきましょう。どこに停めたっけ!?と帰りに慌てても、たぶん誰にもあなたを助けることはできません。

花火大会も中盤にさしかかりました。
しだれ系
ここでワンポイントレッスン。
レッスン1。会場では、必ずトイレの場所を確認しておきましょう。ジュースやビールを飲むことが多く、見物中に1回くらいは行きたくなります。しかし、ただ漫然とトイレを探しておくだけではダメ。会場内にある特設トイレなどをあてにしてはいけません。終了直後は「なに? ここはディズニーランドの人気アトラクション?」と思うほどの行列をなします。ここに入れる人は、よほど辛抱強いか、トイレの神に愛されている人です。

普通の人が探すべきは「穴場のトイレ」です。会場から少し離れた公衆トイレなど、さほどに混まないであろう場所を見つけておくのです。上記の田町付近であれば「田町公園の公衆トイレ」などがそれに当たります。お子さん連れの場合は、特にしっかり確認しておきましょう。

レッスン2。「花火大会に持って行くべきもの」をいくつか挙げてみます。
★懐中電灯
花火大会は始まるときは明るいですが、終わるとびっくりするほど暗い場所になります。ケガをしないために絶対に必要です。自転車の人は、自転車のライトを取り外しのできる電池式にしておいて、それを懐中電灯にするのがいいでしょう。あるいは、ちょうどいい時期ですから、「避難用持ち出し袋」の懐中電灯を毎年使ってみるのも手ですね。きちんと使えるか、電池の状態はどうかなどを確かめておくのです。

★虫除けスプレー
「夏」の「水辺」の「夕刻」なのですから、蚊は当たり前のように待ち構えています。花火鑑賞の時間を蚊との戦いに奪われないよう、防備をしていくのが吉です。

★ゴミ袋
レジャーシートをもって行く人が多いですが、場所取りをするのでなければ意外と必要ありません。それよりは、大きいゴミ袋を敷いて座り、帰りはそれにゴミをつめて帰るのがいいでしょう。会場にゴミを捨ててくるのは、マナー違反なのでやめましょうね。

さあ、花火大会ももうじき終わりです。
20050731c2
花火大会の一番の勝負どころは、引き際です。来るときはみなバラバラに来ますが、帰るタイミングは一緒。最も混雑し、混乱するのは帰りです。お子さん連れの場合は、混乱の中で迷子になったり、ケガをしたりすることもありますので、特に注意が必要です。

またこの混雑に正面から巻き込まれたら最後、家族全員が不機嫌になり、さっきまでの花火を眺めての楽しい団欒から、一転しての修羅場になります。「まったくお父さんは計画性がないんだから!」などという罵声を浴びないためにも、一家の主はここで作戦を立てておくべきです。

引き際の選択肢は2つ。「風作戦」か「山作戦」かです。

風作戦」は、周囲が動き出すのに先んじて、逃げるようにその場を離れることで、混雑を避けるテクニック。グランドフィナーレの前にはさっさと片づけ・荷造りを済ませ、終わると同時にダッシュで会場を脱出します。疾きこと風の如し。もちろんこの戦法をとる場合、帰りのコースどりなど周囲の状況を良く調べておく必要があります。

お子さん連れの場合は、あえて「最後まで見ず、途中で帰る」という選択肢を採るのがいいでしょう。花火大会を多く回る「通」の間では「グランドフィナーレはあきらめろ」が鉄則だそうです。

山作戦」は夜遅くなるのを覚悟した、待ちの戦法。花火が終わった後も、会場近くでじっくりと遊び、混雑がひと段落したあたりでようやく帰宅に向けて動き出す方法です。動かざること山の如し。「風作戦」に比べ、簡単でリスクが少ないので初心者向け。オトナの集団で行く場合などに適しており、会場近くにお店を予約してあったりすると、クールな幹事として名を上げることができます。

さあ、まだまだこれから各地で花火大会が催されます。この記事を参考に、日本の夏の風物詩を、ぜひとも満喫してください。

<by Ko>

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