ふくろうのもり
Koです。TNCの定番企画に「TNCラッキーナンバーズ」というのがあるのは、皆さんご存知でしょうか。これは毎月2回、1回につき50名のTNC会員様に4~5千円の賞品を差し上げるという「ネットスピードくじ」です。
この企画の特徴は「当たった人が数種のプレゼントの中から1つを選べる」ということなのですが、ここに安定した人気を誇る賞品があります。それがふくろうです。
うるおいのない性格をしたKoとしては、食べ物中心の賞品ラインナップの中で、こういうものを選ぶ人っているのかなあ?と首を傾げていたのですが、意外にも当選者の1割くらいが安定して選ぶ、しぶーい人気賞品となっています。しかも当選者様の声を聞けば、「ふくろう大好き!」「ふくろうコレクターです」などふくろうに対する熱い想いが。
しらなかった……ふくろうってそんなに人気があるのか……。
そんなカルチャーショックを受けたあとに周りを見渡してみれば、街には思った以上にふくろうが生息していることに気づきます。前置きが長くなりましたが、今回はKoが街で見つけた夜の思索者・ふくろうコレクションを公開しましょう。
まずはメジャーに「メガネスーパー」の看板。
新静岡センターに入っている本屋「マルゼン」のイメージキャラクターもふくろう。
メガネと書物。マルゼンのふくろうは本を広げています。ふくろうのイメージは「知的」なんですね。考え深げな顔としぐさ。夜に行動するところ。低い鳴き声。なんとなく「哲学者」的な感じがしますね。
ローマ神話では、ふくろうは智恵の女神「ミネルヴァ」に従う者として現れます。「ミネルヴァのふくろうは黄昏とともに飛びはじめる」なんて言葉を聴いたことのある人もいるのでは? ふくろうはやっぱり「哲学」「知識」「学問」の象徴なんですね。
鷹匠あたりでみかけたキュートなふくろうたち。
韓国料理屋さんののれんです。ふくろうは「福」や「不苦労」ということばあそびから、縁起のいいものとされているみたいですね。
これは某石材店さんの店頭をまもるふくろう。石材店はよくみるといろんな変った石像があって面白いですよ。
照明として活躍するふくろう。さすが夜の住人です。
鍵屋さんの看板です。ふーむ。夜眠らないふくろうには「番人」としてのイメージもあるようですね。
こちらはお洒落な郵便ポスト。これも「番人」ですね。そして「知らせをもたらす使い」というイメージもあるようです。ほら、なにか思い出しませんか? そう、ハリー・ポッターにでてくる白いふくろう。あれは「伝書ふくろう」ですよね。
さてさて街のふくろうたちを見ていただきましたが、もうひとつここでトリビア。
「静岡はふくろうファンの聖地である」
理由は「掛川花鳥園」と「富士国際花園」。どちらも「花」と「鳥」の楽園なのですが、「鳥」のほうはこれでもかとばかりに、ふくろうがメインをはっています。ふくろう好きが訪れようものなら、もうそれは夢のよう。ふくろうを見まくり、ふれあいまくることができるそうです。ぜひ今度訪れてみたいと思っています。
そういえば、先日の「トリビアの泉」に掛川花鳥園のふくろうが出てましたね。「ふくろうには、驚くと身体が細くなる種類のものがいる」だったかな?(うろおぼえ)。ビックリするとひゅっと身体を木の棒のようにして、「擬態」するのだそうです。出てきた掛川花鳥園のふくろうの擬態ぶり、実に見事なものでした。
実際、あの細くなったところ、見てみたいなあ……とは思いますが、今頃彼は来場者に脅かされまくって、普通にやせてしまっているのではないかと心配です。みなさん、ふくろうは小心だそうですので、くれぐれもやさしく接してあげてくださいね。
それでは今回はこのへんで。
<by Ko>
【関連リンク】
⇒ 掛川花鳥園
⇒ 富士国際花園
⇒ TNCラッキーナンバーズ
⇒ ふくろうの置物を扱っている『セ・トレボン』






花鳥園は息子が大好きで何回か行きました。
鳥がバタバタ飛んでいてちょっとビックリしながらも餌をあげたりできておもしろかったです。
肩にバサッと鳥が止まった時には、鳥肌が立ちましたけど・・・・
ふくろういっぱいいましたけど、残念ながらヒュッと細くなってるやつはいませんでした。
投稿: sumire | 2005年12月 5日 (月) 23時21分
『トリビアの泉』に出ていた「ヒュッと細くなるふくろう」は、ホント別の鳥のようになっていましたよ。なんでも、掛川花鳥園の新人飼育員の中には、あまりのその違いに、取材が来るまで、2羽の違う鳥なのだと思っていた人がいたそうです。
見たい……でも脅かすのは可哀想……。
投稿: Ko | 2005年12月 6日 (火) 10時08分
掛川花鳥園のある掛川市に隣接している袋井市の市鳥が「ふくろう」です。「遠州三山」(意味が分らない人はweb検索で調べてください)それぞれの周辺の森に「ふくろう」が多いので制定の鳥にしたそうです。
投稿: イチマサ | 2006年6月29日 (木) 18時46分