『功名が辻』 司馬遼太郎
■『功名が辻』 司馬遼太郎 文春文庫 歴史小説
2006年NHK大河ドラマの原作です。
「内助の功」という言葉の代名詞、山内伊右衛門一豊とその妻千代の、戦国サクセスストーリー。槍一本と功名心を抱えて乱世へ飛び出した実直な武将・山内一豊が、希代の賢女と謳われる細君の助けを得て、国持ちの大名に成るまでの物語です。
信長・秀吉・家康という3人の戦国覇者に仕えた一豊の大きな転機となったのが、東海道の要地・掛川城の主となったこと。掛川は一豊にとって治世を学んだ場所であり、秀吉からの信頼の証であると同時に、家康からの信頼を得るきっかけとなった重要な土地でした。
一豊の武功以上にこの本で面白いのが、妻・千代の人柄です。やりくり上手の倹約家でありながら、優れた服飾デザイナー。情報収集が得意で、イメージ戦略に長けたプロデューサー。現代に生きていれば、「カリスマ主婦」になったのではないか、と思うような多才ぶりです。
控えめで貞淑に見えて、気が強くて賢い千代。彼女は、頼りがいのある知恵者? 計算高くて嫌味な妻? 年を重ねても初々しいかわいい女?
さあ、あなたは戦国屈指のこの女性を、どんな風にとらえるでしょうか。
プレゼント 当選者発表 ヒコ様 (富士宮市) ショウチャン様 (浜松市) チヨ様 (浜松市) なおちゃん様 (菊川市) てらっち様 (掛川市)
【関連リンク】
⇒ 司馬遼太郎の作品
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