ビタミンの宝庫! みかんのお話
寒い外から帰ってきて、暖かいこたつにもぐりこむ。今の季節、最高に幸せを感じる瞬間です。こたつの上にはもちろん、オレンジ色にツヤツヤと輝くみかんが載っています。テレビを見ながら、みかんを食べる。これぞ、正しき冬の居間の風景!みかんはやはり、静岡産が最高です!
静岡のみかん栽培は、江戸時代末期、岡部町で始まったとされています。明治に入ると、紀州や尾張などから苗を導入し、野山を開墾。清水、沼津、三ケ日など県内各地に栽培が広がり、静岡は全国的なみかん産地となりました。現在も、静岡といえば「お茶とみかん」て言われるほどの名物ですよね。そう、清水エスパルスのイメージカラーも、みかんのオレンジ色です。
みかんには、様々な栄養が豊富に含まれています。まずは、ビタミンC。風邪を予防するのはもちろんのこと、コレステロールの蓄積を防ぎ、善玉コレステロールを増加させます。血液の循環を良くすることで、動脈硬化を予防。
ビタミンCはとても壊れやすいのですが、みかんの袋や白いスジに含まれているヘスペリジンという物質が、ビタミンCの働きを助けます。袋ごと食べるのが良い、と言われるのはこのためですね。ビタミンCは、肌の美しさを保つためにも、必要不可欠です。他にも、ビタミンA、ビタミンP、ミネラルやクエン酸、食物繊維がたっぷり!
県内どこでも目にするみかんの木。静岡市の中心部、駿府公園には、徳川家康公お手植えのみかんの木があります。将軍職を退いて、駿府城に隠居した際、紀州から献上された鉢植えのみかんを天守閣の本丸に移植したものと言われています。今でも毎年実をつけ、収穫された実は、市民に分けられたり、静岡駅で旅人に配られたりしているのだそうです。
1日2個のみかんで風邪知らず。わたしも毎日食べて、みかん美人を目指します!
<by あおい>
【関連リンク】
⇒ 『セ・トレボン』のコラム こたつでみかんの豆知識
⇒ 志田農園 青島みかん たっぷりの愛情を注がれた美味みかんです
⇒ 志田農園のブログ「駿河湾と富士山の見える農場 志田ファーム」
⇒ みかんとその仲間たち 農林水産技術情報協会のページ。かんきつ類についての解説。





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