【日記】黄緑色の桜・御衣黄
Koです。先日めるまが読者の「みりー」さんから、静岡県立大学・県立美術館の付近に、黄緑色の花を咲かせる「御衣黄(ギョイコウ)」という珍しい桜がある、というお便りを頂きました。
これはぜひ見に行ってみなくては……と思っていたのですが、今年は例年より1週間ほど開花が早かったそうで、Koが行った23日には、もう散りかけの姿でした。しかも雨でした。
でもまあ、せっかく写真を撮ってきたことですし、ここに掲載することにします。
むむむむむ。終わりかけである上に雨にそぼ濡れて、どうにもきれいには見えませんねえ……みりーさん、すいません。御衣黄さんにももうしわけない。
だいたい静岡においては、例年だと4月20日頃に見ごろを迎えるらしいのですが、今年は4月14日頃にはもう満開を迎えていた、と静岡新聞にも出ていました。この樹があるのは、静岡県立美術館の裏を回る通り。美術館建物のの右側に2本、ぐるっと回り込んで県立中央図書館の裏手に1本があります。
御衣黄は、突然変異によって生まれた品種で、黄桜の一種だそうです。サトザクラ科に属する八重桜。咲き始めは、葉と見まごうばかりのきれいな黄緑で、それが徐々に黄色っぽくなり、散る前には白い部分やいわゆる桜色の部分も出てくるようですね。
花弁の真中を貫く紫色の線が面白いですねえ。一説によると、京都の仁和寺で栽培されたのが始まりだとか。どこにでもあるものではなく、かなり希少なもののようです。来年は、時期を見計らって、花の盛りに行ってみたいものです。
ところで、Koがこの写真をとっている時、後ろをおばちゃんの一団が通りました。
「ああ、これよこれ」
「あ? これ? これなのぉ?」
「緑の桜っていうから、もっとこう鮮やかに緑なのかと思ってたのに……」
「うーん」
「なんだ、きれいじゃないねえ」
こらこら。もう散りかけなんだから、しょうがないでしょう。御衣黄さんに聞こえたら、悲しむでしょうが。
この御衣黄のすぐそばには、一葉という別の八重桜の並木があります。
ふわふわもこもこな桜ですね。ティッシュペーパーで作るお花の飾りを思い出します。
「関山」という大輪の八重桜も、なかなかキュートでした。
まだまだ八重桜は楽しめる時期なんですね。この日はあいにくの雨で、県立美術館敷地内をゆっくりできなかったのですが、また晴天の日に色々回って、あらためてレポートしたいと思っています。
<By Ko>
【関連リンク】
⇒ 静岡県立美術館
⇒ 桜便り さくらについての総合情報
![]() |
TNCオンラインラボは、デジタル写真の何でも屋さん! 上手に撮れた写真を美しくプリントしたり、写真を使ったオリジナルグッズを作れたり、楽しみ満載! |
静岡県内をぶらぶらするなら、その前にTNCクーポンサイト。たくさんのお店でお得サービスが受けられるクーポンをTNC会員に無料発行しています。 |
![]() |
静岡県内で行われるさまざまな催しについてのご案内。お祭り、フォーラム、展覧会、自然散策などなど。週末何をしようか考えるときにはまずココに! |
見に行ってくれて嬉しいです。私も満開の時期をはずしてしまい、残念。でも、静岡は花所。この連休あたり、城北公園のなんじゃもんじゃの木が咲くのが楽しみです。
投稿: みりー | 2006年4月28日 (金) 12時02分
みりーさん、御衣黄情報ありがとうございました。ええ、もう終わりになってしまっていて、残念でした。来年はもっとちゃんと咲いている時に行きたいものです。
「なんじゃもんじゃ」……茶道をやっている母が、そんな樹のことを話していたのを、聞いた覚えがあります。デジカメを持ってらっしゃいましたら、写真をめるまがのアドレス宛てに送ってくださいな。
投稿: Ko | 2006年4月28日 (金) 22時31分