佐藤 雅彦(メディアクリエイター)
佐藤 雅彦(さとう・まさひこ) メディアクリエイター 1954年3月28日生
戸田村(現沼津市)出身。一応肩書きを「メディアクリエイター」としましたが、この人は「○○である」という定義を受け付けない、独創性のかたまりのような人物です。
名前だけでは、「誰?」と首をひねる方も多いでしょうが、「ポリンキー」「スコーン」「ドンタコス」「バザールでござーる」「モルツ」「ピコー」などのCMを作った人と聞けば、「ああ、あのCMを!」とうなずかれることでしょう。
厳格な地元名士の父と、専業主婦の母の間に生まれた佐藤氏は、幼少の頃から、オリジナリティを重視する一風変わった子だったようです。ただ遊ぶのではなく、遊びを「作る」のが大好き。ものごとは、それが「どうやって作られているのか」ということに強い興味を持つタイプ。すでに偉大なクリエイターとしての片鱗を見せていたんですね。
高校では数学に熱中、東大在学中はアイスホッケーの戦術立案にのめりこみます。広告代理店に就職した彼は、上記のような名作CMを手がけた後、退職して独立。「I.Q.」という大ヒットゲームソフトを作ったかと思えば、社会的ブームとなった「だんご3兄弟」を世に送り出します。
現在は慶應大学で教鞭をとり、研究室ぐるみでNHK教育の人気番組『ピタゴラスイッチ』の監修を行うなど、多方面で活躍中です。
CMプランナーでメディアクリエイターでプロデューサーで教育者。どれをとっても独自のまさに「一流」。どんな枠組みにもおさまらない、この当代きっての鬼才は、肩書きなしの「佐藤雅彦」という存在だと言っても過言ではありません。
<by Ko>
【関連リンク】
⇒ 佐藤雅彦公式ホームページ
⇒ 佐藤雅彦×茂木健一郎対談(約2時間に及ぶ音声ファイル公開中)
⇒ 「佐藤雅彦」をTNC楽天ブックスで検索
⇒ NHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」
⇒ 佐藤氏がCMの多くを手がけた「コイケヤ」のページ
⇒ CD「だんご3兄弟」
⇒ 「I.Q.」シリーズ「I.Q.mania」
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