TNC静岡ジモティーズ TNC

« 静岡限定「のっぽパン」 | トップページ | オシム・ジャパン誕生? »

2006年6月26日 (月)

浜名湖競艇場

ビバ! 遊び場!
お前もデカなら足で稼げ
※静岡県内の気になるものレポートです

Koです。2006年6月25日に「SGグランドチャンピオン決定戦・優勝戦」が行われた浜名湖競艇場に行ってきました。

20060626b

【区分】公共遊技場(新居町) ⇒ 公式ページ 浜名湖競艇場

【場所】静岡県浜名郡新居町中之郷3727-7
浜名湖競艇場

【アクセス】
●JR東海道線新居町駅北口から徒歩10分
●東名三ケ日インターチェンジから車で30分
●東名浜松西インターチェンジから車で20分
●東名浜松インターチェンジから車で30分

【駐車場】有
【問い合せ先】TEL:053-594-7111
【開場日・開場時間】
レース日程によって異なる。

【入場料】
一般席100円 ロイヤルルーム(指定席)1,000円

【コメント】
実は私、競艇はおろか競馬やパチンコすらやったことがないという、バリバリのギャンブル初心者です。そんなKoが、いきなりの競艇デビュー。どきどきします。

さて、この浜名湖競艇場は、全国でも屈指のアクセスのよさを誇ります。JR東海道線の新居町駅北口に直結しており、とっても便のいいところです。全国を回って「旅打ち」するヘビーな競艇ファンにも、たいへん評判がいいんだとか。

列車に乗っていると、周りにはたくさんの「いかにも」なおじさんたちがいます。野球帽をかぶり、スポーツ新聞と出走表を見つめるその姿に、そっかー、やっぱりこういうひとたちが多いのかあ、と感心しつつ新居町駅に降り立ちます。

人の流れに沿って歩いていくと、見えてきました浜名湖競艇場。
20060626c
あれ……? イメージとぜんぜん違う。リゾートホテルのような外観。浜名湖競艇場はその施設の立派さでも有名なんだそうです。

通常は入場料100円がかかりますが、この日はサービスデーということで無料。駅の自動改札のようなゲートを通って入場です。
20060626d

中に入ってすぐのアトリウムは吹き抜けになっていて、こんな感じ。
20060626e
なんだか、この写真だけ見ると、郊外の大型ショッピングセンターのようですね。

レース場はこんな感じ。
20060627a
上の写真のアトリウムを抜けると、多数のモニターが設置された室内観戦のための席と、舟券売り場があり、そこをさらに進むと、このレース場に行き着きます。1階は間近で見られる屋外席。2階はガラス越しに見る屋内席になります。

やはり音や水しぶきの迫力を感じられる屋外席がイチオシですが、暑かったり寒かったり天気が悪かったりする日は、屋内席を選ぶのもいいでしょう。

会場をうろうろしてみて驚いたのは、来場者の構成。列車で見かけたようなおじさんたちももちろんいますが、家族連れやカップル、そして若い女性の姿も多いのです。ギャンブル系に詳しくないKoとしては、へえ~、そうなんだ、最近は競艇もこんなに「明るい娯楽」って感じになってるんだ、とびっくりしました。

もちろん、今回はSG・グランドチャンピオン決定戦という、メジャーなレースだからということもあるのでしょうね。

ここで付け焼刃の知識を披露しておきましょう。競艇ではレースがそれぞれ格付けされています。下から一般戦・GIII(ジースリー)・GII(ジーツー)・GI(ジーワン)・SG。Gはグレードの略で、SGは「スペシャル・グレード」の意味です。グレードの高いレースに出場するには、下のグレードで実績をあげていることが必要になります。

最高峰グレードのSG競走は8大レースとも呼ばれ、笹川賞や全日本選手権(ダービー)、賞金王決定戦などがあります。これらSGは、全国に24ある競艇場が持ち回りで開催することになっており、2006年は浜松競艇場がグランドチャンピオン決定戦を受け持つことになりました。略してグラチャンと呼ばれるこのSGレースは、選手の出場条件が大変厳しいため、8大レースの中でも上位に格付けられる大会なのだそうです。

そんなわけで、この日は大変な人出です。
20060626f 20060626g
聞いた話によれば、3万人近い観客が訪れたんだとか。

大きな大会のほうが華やかで各種イベントも多いので、初心者の方はこうしたSG競走や、GIレースなどから入るのが楽しいと思います。主催者もいろいろ工夫を凝らしていて、たとえばこの25日は朝から「長州小力 テツアンドトモ ライブ」が行われていました。もちろん観覧無料。あまりの混雑に、Koはライブ会場に入ることすらできませんでしたが、館内のモニターで観るだけは観られました。

そして最近、浜名湖競艇場が力を入れているのが、初心者へのガイド。
20060626h
こんなコーナーがいくつか設けられていて、競艇ビギナーの質問にガイドさんが親切に回答。お願いすれば、出走表の見方や舟券の買い方などを、つきっきりで一通り教えてくれます。

Koもガイドさんに教えられつつ、舟券を買ってみます。舟券の購入方法は、ごく最近完全にマークシート方式になったのだそうです。出走表や情報誌を参考にレース展開を予想し、マークシートにその予想を書き込みます。20060626i
とはいえ、Koには予想が立てられるほどの知識はありません。浜名湖ではインコースが強いらしいという情報をもとに、ほぼカンで1-4-2三連単を100円買うことにしました。これは1着が1号艇、2着が4号艇、3着が2号艇という予想に、100円を賭けたということです。ちなみに競艇では、選手同士がスタート時のコースを駆け引きしながら取り合いますが、大抵は1号艇がイン、6号艇がアウトになるそうです。

マークシートへの書き込みができたら、購入の窓口か、自動販売機に持っていって手続きします。
20060626j 20060626k

ぼくにもできた!
20060626l
ついに初舟券のゲットです。自販機で買ったのですが、駅の券売機よりも簡単でした。

Koの買った第1レースは11時ごろに出走しました。
20060626m

20060626n
おおー!! 迫力あるなあー!! うなるモーター音、あがる水しぶき、水面を暴れるボートをぎりぎりで制する選手たちの技。圧倒されているうちに、レースは終わってました。競艇は3周だけなので、けっこうレース時間は短いんですね。

このときの結果は……1-4-5。Koが賭けたのは1-4-2。3着に予想した2号艇は4着でした。惜しいっ!

Koはギャンブラーの血が流れていない、堅実極まりない男なのですが、それでもちょっと観ていて熱くなりました。あぶねえあぶねえ。

競艇は1つのレースへの出走が6艇のみ。2連複や3連複といった、複式の賭け方もあり。浜名湖は水面に癖がなく、実力がそのまま表れる競艇場。

ということで、競馬とくらべると大穴はでにくそうですが、予想がしやすく、当たりやすいんじゃないかと思います。儲けるというより、観戦を楽しむためのスパイスとして、小額を賭けてみるのがオススメです。100円から挑戦できますしね。

流れとしては、だいたい30~40分に1本のレース。1つのレースが終わるとすぐ、次のレースの「スタート展示」と「展示走行」という、リハーサルのようなデモ走行が行われます。お客さんはそこから選手の調子と今日の戦略、モーターの仕上がりと調整具合などをうかがい、どう賭けるかの最終判断を下します。

舟券を買えるのは出走の数分前まで。浜名湖競艇場では締め切り前に「グリーングリーン」の曲が流れて来場者に舟券購入を促し、もっと直前になると「チキチキバンバン」の曲でせかします。今回のような大きなレースでは舟券売り場が混み合うので、確実に買いたいならば2階の両脇など、比較的空いている売り場を狙いましょう。

ここからは、浜名湖競艇をお得に楽しむためのコツをご紹介します。

まず、先にあげたようなイベント情報を手に入れておきましょう。お笑いライブやタレントのトークイベント、入場無料サービス、先着プレゼントや抽選会など、浜名湖は全国で1・2を争うほど様々な試みを行っている競艇場です。どうせ行くならこれらの催しを最大限楽しむ計画を立てるのが吉です。

イベントの中でも人気があるのが「ペアボート試乗」。2人乗りのボートに一般客を乗せて、競艇選手の目に映る光景を見せてくれるという、リアル絶叫マシーン企画です。これを開催する日に行けるようなら、応募してみる価値はありますよね。

ここは無料設備もけっこう充実しています。まず、湯茶の無料サービス。
20060626o
お水、緑茶、紅茶、ウーロン茶が飲み放題です。レースで熱くなった身体を冷やすための飲み物が無料とは、うれしいですね。

お子さん連れの方は、併設された公園「ボートランド」で楽しみましょう。
20060626p
芝生の広場と、大型滑り台・アスレチック遊具がここの売り。また各種ゲームが揃った「ジョイハウス」という屋内施設もあります。
20060626q
有料のゲームもありますが、卓球やボールハウス、休憩所などは無料。旦那さんは競艇を楽しみ、奥さんとお子さんはここで遊ぶ、なんてこともできます。が、旦那さん、家族をほったらかすのは、ほどほどにしておきましょうね。

最後にグラチャンの結果を。

今回のこのSG競走には、有名な服部幸男選手をはじめ、地元静岡の選手が多く出場していたのですが、優勝戦に進んだのは坪井康晴選手ただ一人。地元の期待、SG優勝戦初出場、レース巧者のライバルたちなど、様々なプレッシャーのかかる中、得点率トップで1号艇に乗り込んだ坪井選手は、見事にイン逃げを決め、グランドチャンピオンとなりました。
坪井、地元で男になったSG初優出で初V…グランドチャンピオン決定戦最終日(スポーツ報知)

いやー、これはめでたい。地元・浜名湖競艇場で、地元出身・坪井選手が初優勝となったSG競走の記事を、地元ブログ・静岡ジモティーズに書けるとは、めぐり合わせの良さを感じます。

競艇は思っていたよりもずっと面白く、迫力にあふれ、清潔で明るい娯楽でした。みなさんもぜひ一度、足を運んでみてください。

そうそう、競艇の詳しいことを「予習」したい方は、地元出身の漫画家河合克敏さんが描いた『モンキーターン』の読破をオススメします。アニメ化、ゲーム化もされた、日本競艇界の公認漫画ともいえる名作。ルール、戦術、専門用語など、これを読めばかなり競艇の知識が身につきますよ!

<by Ko>


人気ブログランキング「東海地区」の地域ブログ 人気ランキング

【関連リンク】
浜名湖競艇
競艇オフィシャルWeb
Kyotei_School 0からはじめる競艇入門サイト

⇒ 競艇漫画『モンキーターン
⇒ アニメ版DVD『モンキーターン』『モンキーターンV
⇒ PS2ゲームソフト バンダイベスト『モンキーターンV

TNCクーポンサイト 静岡県内をぶらぶらするなら、その前にTNCクーポンサイト。たくさんのお店でお得サービスが受けられるクーポンをTNC会員に無料発行しています。
しずおかココだけ情報・イベント 静岡県内で行われるさまざまな催しについてのご案内。お祭り、フォーラム、展覧会、自然散策などなど。週末何をしようか考えるときにはまずココに!

【ビバ! 遊び場!】目次

【03】お前もデカなら足で稼げ」カテゴリの記事

【04】ビバ! 遊び場!」カテゴリの記事

コメント

浜名湖競艇について調べているところですが、この会社について何か教えていただけませんか

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

ブログポリシー(著作権等について)

カテゴリー

最近の記事

※前日のアクセス数ベスト10です。