場違いな御殿場プレミアムアウトレットへ行く(前編)
以前「セントラルスクエア」の記事で告白したとおり、私Koには「ウィンドウ・ショッピング」という優雅な生活文化がありません。買い物ってえのは、必要なモンを買うために行くもんだ、てやんでえ、という男前気質を持っております。
今回はそんなKoにもっとも不釣合いなオサレスポット、『御殿場プレミアムアウトレット』に挑戦してみることにします。
さて、先にプレミアムアウトレットまでの道のりの話を少しすることにしましょう。ゆえあってKoは、足柄のあたりからてくてくと歩いて、御殿場プレミアムアウトレットに向かうことにしました。
インターネットで地図を調べ。ふむふむこの経路で行けば一番近いなと分析しつつ。当日のお昼頃、ついにGOサインです。さあ、ブランドの夢の園へ向けて、レッツ・ら・ゴー。
えーと。
マジか。
大丈夫かオレ。
なんか構想とものすごく違う大冒険になっているが。
イヤーな不安に背中を這い登られつつも、一応歩く道のうねり方と方角は、地図と合っています。「これでいいんだ。ネットの地図を信じろ。何より自分を信じろ。ってオレ方向音痴じゃん!」などと葛藤しながら進みましたが、無事1度しか道に迷うことなく目的地に着きました。
何がすごいって、上に出ているような「道?」というような道がちゃんと掲載されている「地図を作った人」がすごいと思います。
ちなみに迷った先で撮影した、ほのぼの秋の風景です。
夢のブランド・ランドは、一歩外に出てしまえばこういう風景をもつ、油断のならない場所なのです。私からの警告です。誰に向けているのか分からない警告ですが。
とはいえやっぱり、一歩足を踏み入れた御殿場プレミアムアウトレットの中は、とってもオサレな雰囲気でした。
自分の場違いさに、武者震いが出ます。完全なアウェー戦です。
いまさらですが、御殿場プレミアムアウトレットの場所はここ。
東名御殿場インターの近くです。
さてさて、Koが訪れたのはまだ10月中ということで、プレミアムアウトレットは、ハロウィン一色の飾り付けでした。
パンプキーン!
見事な枝ぶりの松の古木と、ゴーストちゃんのミスマッチがたまりません。
まずはこの御殿場プレミアムアウトレットに入ったら、ゲットしておかなくてはならないものがあります。地図です。
ここは単なるショッピングモールではなく、ブランドのテーマパークだと思ってください。みなさんがディズニーランドに行く前に、効率よく回るコースを練るように、ここでもそうしたコースをきちんと設定する必要があります。
Koもまず地図をゲット。そこここに置かれているので、入手に苦労はしません。地図をにらんでいると後ろを通った女性が一言。
「何で英語やねん、これ」。
わしも同感や、関西系のおばちゃん。
これが地図の一部です↓。
外国人向けの案内書か? と思うほどに横文字ばっかりの案内地図です。こんなところでもムダにアウェーを感じます。
すっげえなあ……こんなにたくさんの店があるんだ……っていうか「ブランド」ってこんなにたくさんあったんだ……と地図を見ながらボーゼンとするKo。それほどにたくさんの店が林立。ざっと地図を見ただけでも70近い店舗が軒を連ねています。
こりゃ大変だ、やいやい、と思いながら地図の裏面を返すと、
なんだこりゃ……? 地図がもう1枚……? イースト・ゾーン……東地区……?
げっ! 私が「広いなあ」と感心していたのは、全体の半分にも満たない範囲だったのか! 実際には170近いブランドショップが並んでいるのか!
ザ・イナカモン・ショックを受けながら、どーしようとしばらく途方にくれましたが、なんだかんだ言っても見て回るしかありません。見て回る以外にはどうすることも出来ない場所なのです。
さて、私のように公共交通機関を使って訪れた人や、離れた駐車場に車を停める羽目になった人に、まずは一つアドバイス。ここにはコインロッカーがありますので、これをうまく活用しましょう。
相当に広いこのモール内、果てしなく手ぶらに近い状態にしたほうが、体力の消耗を抑えられます。財布のみを持って回るくらいがオススメです。
コインロッカーがあるのは西地区・東地区に1箇所ずつ。西・ウエストゾーンの「Gap」の近くにあるロッカーのほうが、シャトルバスのバス停や駐車場が近いので便利です。ただし、もちろんこちらのほうが利用者が多く、いっぱいになってしまうこともあるので、その場合はイーストゾーンの奥、「Gucci」近くのロッカーを使いましょう。上の写真はその不便なほうのロッカーです。
身軽になったらさっそく「御殿場プレミアムアウトレット見物」です。ザ・イナカモンの私としては、「ブランド=服屋」というイメージに凝り固まっていたのですが、実際には時計・雑貨・貴金属・アウトドア・玩具など様々な店舗が並んでいます。
服。
雑貨。
アウトドアグッズ。
「ほんえ~。たいしたもんだなや~」と半口開けていろんな店を出たり入ったりするKo。思ったよりずっと楽しいです。なによりデパート内のブランドショップより、店の造りが開放的。店員さんもけっこうほっといてくれるので、Koのような小心者でも気軽に入れます。
とはいえ、170くらいある店にすべて入っていたら、それはブランドショップ耐久レースになってしまいます。私はTOKIOではないので、「1日でブランドショップ何軒回れるか」をやる気はありません。
買い物する気で動くなら、メインで見て回る店を5~6軒ほどピックアップし、それらをつなぐコースを作るのがいいかと思います。ここは入り口となるウエストゾーンがほぼ一直線。奥にあるイーストゾーンがロータリー状になった「9の字型」の施設なので、コースはわりと簡単に決まります。
荷物をコインロッカーに入れたKoは、数少ない知っているブランドに地図上でしるしを付け、いざ本格的に出陣です。とりあえず近場のブルックス・ブラザーズにふらーっと入ります。
ここのシャツを、よく伯母が誕生日祝いにくれるので、ブランド音痴のKoも知っているお店なのです。
中に入り、「比較的年齢層の高い男性向きの、落ち着いたブランドなんだなあ」などと思っていると「特別セール」と書かれた棚を発見。なんてことないドレスシャツを見れば「特価10,500円」。
……伯母さん、こんなにタカイモノを私にくれていたんですか……。ぜんぜん知らなかったので、この1/5の値段のワイシャツと同じように扱っていましたよ。
まだ回り始めたばかりなので店員さんと適当に会話しながら店を出て、今度はウエストゾーンからイーストゾーンに向かうことにします。ゴーイースト! 太陽の昇る方角へ!
長くなってしまいましたので、前後編にわけることにします。今回はこのへんで。
⇒ 後編へつづく
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⇒ 場違いな御殿場プレミアムアウトレットへ行く(後編)
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御殿場のアウトレットは時々探険しています。あれも一応、街なのかなぁ?って思って。
探検にはいつも車で行きます。開園当初は駐車場が少なくて大変でした。夕方から行くと比較的入りやすいです。
また、土日などはインター方向からの車両進入を「満車」という看板を掲げて制限することがあります。しかし、別の方から裏道を使って行くと、実は入れるということもしばしばあります。
駐車場は途中にいる係員の誘導に乗らないで、なるべく奥の方に入っていきます。すごい山の中になりますが、大丈夫です。そして、もうすぐアウトレットを一周しちゃうんじゃないかと思われる駐車場入口がイーストに直結するのでここに入るのがコツです。
基本的にイーストの方が広くて、面白い店が多い・・と思います。
フードコートは正時になると、歌が流れて壁にある巨大な鹿?の首が動き出します。ちょっと不気味です。
夕方から行く理由は、比較的空いているのと、夜景がちょっといい感じっていう理由かな。県外の人たちが帰り始める16時頃からがお勧めです。
投稿: 街中探検隊 | 2006年12月27日 (水) 00時55分