環境省「かおり風景100選」
Koです。「日本の名水100選」とか「日本の名滝100選」というような100選っていうのを、目にすることがありますよね。
最近ネットをさまよっていて、こんな100選をみつけました。
環境省の「かおり風景100選」
かおり風景? かおりの風景ってなんだ? とギモンをもたれた方はぜひページに行ってみてください。
かおり風景とは、カンタンに言ってしまえば、「かおりを感じる風景」。すばらしい風景には香りがある。また、香りをかぐとその情景を思い出す。そんな複合的な感覚を刺激するような光景を、環境省が100個厳選した、ということですね。
たしかに、香りっていうのは「その場」を支配するものとして重要ですよね。よく言われる「空気を読め」だとか、「どうもにおう」だとかという表現は、「場をなんとはなしにつくりあげているもの」としての香りの重要さが出ている言葉です。
また、嗅覚は思い出を呼び覚ますものとしても有名ですね。古歌にも「五月待つ花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする」なんてのがありまして、何かの香りをかぐと何かを思い出す、という経験がある人も多いのでは? 嫌な思い出も含めて。Koは強い塩素系漂白剤の香りを嗅ぐと、子供の頃に習っていた水泳での特訓を思い出してブルーになります。
そんなことはともかくとして、この「かおり風景100選」に、静岡の風景が4つ選ばれておりましたのでご紹介しましょう。47都道府県あって4つってことは多く選ばれていますねー。
豊田町は、藤の花を愛した平宗盛の妻・熊野御前のふるさと。それにちなみ街ぐるみで香りの感じられる草花の栽培を行っており、その象徴的存在がこの1ヘクタールにも及ぶ豊田香りの公園なのだそうです。
へえ……一度行ってみたいですねえ。
やっぱりきたか!のお茶の風景。きれいに切りそろえられ、緑のかまぼこのように連なるお茶畑は、静岡人の原風景ですよね。そして摘み取るときに立ち上るちょっと青臭いながらも爽快な香りと、せんじたときのなんともいえない香り。目にも鼻にも舌にもあざやかな、静岡の元気のもとです。
桜餅を包むあの葉っぱですね。こうしていても、かすかなしょっぱさと、もち米の歯ざわり、餡の甘さ、そして桜葉のふわりとした香りが思い起こされます。視覚・味覚・触覚・嗅覚を刺激する伊豆名産です。
蒲焼き! 香りだけでご飯が食べられる、という落語がたしかありましたね。どんな呼び込みや広告よりも効果がある、うなぎの蒲焼の香ばしいにおい。付けダレがちょっとこげた時のあの感じがたまりません。
ところで、浜名湖畔にはうなぎの霊を慰める「うなぎ観音」があるそうで、これもぜひ行ってみたいところです。
個人的には、富士山をバックにしたサクラエビ干しの景色が選ばれていなかったのが、ちょっと不満と言うか、意外でした。あの光景は美しくて香ばしいと思うんですけど……。
みなさんにも自分のとっておきの香りの風景、ありますか?
【関連リンク】
⇒ 環境省「かおり風景100選」
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