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2007年9月10日 (月)

水鳥寿思選手、世界体操で4つのメダル獲得

しぞーか日記

Koです。静岡の体操の星、水鳥選手がやってくれましたね。ドイツで行なわれていた体操世界選手権で、4つのメダルを獲得しました。これは現日本代表チーム監督を務める具志堅幸司氏が、26年前に獲得したメダル数と並ぶタイ記録です。

内訳は団体総合の銀、個人総合・床・鉄棒が銅。みごとなものです。特に最後の鉄棒は、コールマンなどのいわゆる「手放し技」を4回決めてのダイナミックな演技で観客を魅了しました。

⇒ スポニチアネックス[ 輝き見せた水鳥“大会最多メダル”4 ]
⇒ 毎日新聞[ 水鳥が鉄棒で銅メダル ]

そもそも、水鳥選手はこの大会では補欠として登録されていたそうです。それがレギュラーに怪我による欠員が出ての繰上げ出場。そしてすべての日本男子獲得メダルにからむ大活躍&世界選手権メダル獲得数個人タイ記録。

水鳥選手のことは、ニュースや新聞、FNS系『ジャンクスポーツ』などで何度も目にしていますが、なんというか不思議な人ですね。五輪金メダリストであり、日本のトップ選手のひとりであるはずなのに、決して自信や闘志に溢れるという感じではなく、むしろ茫洋としていてつかみどころの無い感じがあります。

体操一家である水鳥家の中で「一番不器用で、才能が無かった」と両親にはっきり言われたり、先輩に「まったく戦力として考えてなかった」と言われても、「ショックでした」とは口にするものの、淡々とした様子。

大きな怪我や代表落ちなど、さまざまな挫折を味わってきているはずなのに、なぜかそれを感じさせないんですよね。挫折を「バネにする」とか「乗り越える」というより、挫折を「そういうもんだ」とまるごと飲み込んでいるような感じです。そして多くの挫折を飲み込んできているだけに、本当に逆境に強い。ある意味、ものすごい器の大きな選手なのかもしれません。

両親・兄弟や周りのライバルたちから「すごいやつ」「才能のある選手」とは思われない状況下で、それでもコツコツ、コツコツと愚直に反復練習を積み重ねて、いつのまにか確実な技をものにしているという、まさに「うさぎとカメ」のカメのような人ですね。

今回のメダル4個の業績については、さすがに本人も「4つは相当すごい」と自画自賛していますが、その後で「中国との差は誰が見ても明らか。どうしたら来年の五輪で勝てるか考えたい。手放しで喜んではいられない」とのコメント。愚直な選手は北京に向けて、着実に歩を進めています。オリンピック、期待しましょう!

<by Ko>

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【関連リンク】
⇒ [静岡有名人列伝]水鳥寿思
⇒ 本人ブログ「水鳥寿思 ~体操に懸ける想い~
水鳥体操館(水鳥選手の実家の体操教室)

日本体操協会
静岡県体操協会

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