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2007年9月22日 (土)

【名所】白糸の滝

ビバ! 遊び場!

Koです。富士宮の名所・白糸の滝に行ってきました。

20070605a

場所は、富士宮駅から北へまっすぐ進んだところ。 富士宮市上井出のあたりになります。

白糸の滝

公共交通機関で行く場合は、JR身延線富士宮駅から、白糸の滝方面行きの富士急静岡バスに乗って30分というところ。白糸の滝付近は「芝山入口」「権現橋」「白糸の滝」と短い間隔で3つもバス停があります。

バスで行く場合の私のオススメは、「芝山入口」で降りるコース。

「滝を見る」というと、ハイキングコースのような山道をかなり上り下りしないといけない印象がありますが、この白糸の滝はかなりお手軽に見られます。そして「芝山入口」から「曾我の隠れ岩」⇒「音止の滝」⇒「白糸の滝」⇒「白糸の滝パーキング(バス停)」と回るのが一番効率がよく、盛り上がっていくコースなんです。

まずは、「芝山入口」バス停すぐ近くにある「曾我の隠れ岩」。
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岩っつうより草むらの写真になってしまいましたが、岩です。まぎれもなく。

まずは「曾我物語」についてお勉強。「曾我兄弟の仇討ち」は、日本の物語史上「赤穂浪士の討ち入り」「伊賀越えの仇討ち」に並び称される「三大リベンジもの」の1つなんだそうです。

時は平安末期。伊豆東岸地方に、伊東祐親(いとうすけちか)と工藤祐経(くどうすけつね)という、同族系の領主がおりました。工藤祐経は、伊東祐親に対し所領争いのことで恨みを抱いており、祐親に刺客を放ちます。刺客は祐親を討つことができなかったものの、祐親の嫡男・河津祐泰(かわづすけやす)を亡き者としました。

この時殺された河津祐泰には二人の遺児がおりました。一萬丸箱王。後に母親の再婚によって名字が変わり、また元服して曾我十郎祐成(そがじゅうろうすけなり)と曾我五郎時致(そがごろうときむね)となる曾我兄弟です。

曾我兄弟は暗殺された父の無念を忘れず、かたきである工藤祐経を討つ機会をうかがっていました。そんな時、源頼朝の狩りに随従して、工藤祐経が富士のすそのにやってくるという情報を聞きつけます。

この好機に兄弟が仇討ちのための密談を交わしたのが、「曾我の隠れ岩」だと言われます。そして1193年5月28日、曾我兄弟は工藤祐経の寝所に討ち入り、見事本懐をとげます。

しかし、兄弟は護衛の武士たちに取り囲まれ、十人斬りの働きにより抵抗するも、兄・十郎祐成は討ち死に、弟・五郎時致は捕えられた末に、斬首の憂き目となったのでございます……。(チョン・チョン・チョンチョンチョンチョンチョンチョンチョン……

そんなお話です。

次に回る「音止の滝(おとどめのたき)」も曾我兄弟にまつわるエピソードを持っています。
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先ほどの「隠れ岩」で密談を交わしていた際、あまりにこの滝の音がうるさく、声が聞き取りにくいことを兄弟が神に嘆いたところ、滝の音がピタリととまったのだそうです。そんなわけで「音止の滝」。

「神に嘆くより、もうちょっと離れたところで密談すればいいんじゃ?」とか「仇討ちの密談なんだから周りが静かなのも逆にまずいだろ」というツッコミはなしです。

それではご覧頂きましょう。音止の滝です。
音止の滝
クリックで大画像が開きます

おおおおお。美しい。

ちょっと寄った画像。
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なんでしょうね、この滝に惹かれる気持ちというのは。ただ水が落ちているだけとはいえない、なんともいえない魅力があります。高さ約25m、幅5mの立派な滝です。

サブ滝ともいえる音止の滝でこの迫力、この美しさ。メイン滝である「白糸の滝」への期待が高まります。

ここからちょっとおみやげ物屋さんの並ぶ道を抜けていきます。すると……あっ。下に見えてきた!
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おおおお! これはすごそうだ! 早く降りよう!

なお、ここから降りる道には、もう一つ見どころがありました。
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こんな可憐な花がたくさん育てられているんですね。ユキノシタ、でいいのかな?(クリックで大きめ画像が開きます)

さあ、それでは国の名勝及び天然記念物・日本の滝100選の1つ、白糸の滝です。

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クリックで大画像が開きます

あー。写真じゃうまく伝わらないなあ。ほんときれいなんですよ。ごくごく遠くから見ているのに、顔にぱらぱらとかかってくる霧のようなしぶきが心地いい。

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澄んだ水の流れ。

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たきつぼのなんともいえぬ深い色合い。

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まさに白糸。御簾、あるいはレースのカーテンのようです。

うーん、マイナスイオン! 癒される!
こんなにきれいな景色が駐車場からちょっと歩くだけで見られるんですから、ほんとにいいですね。

この迫力と魅力は実際観に行かないとわからないので、みなさんぜひ白糸の滝、訪れてみてくださいね。

<by Ko>

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【関連リンク】
白糸の滝・音止の滝などが紹介されている富士宮市のページ
柿田川湧水群
井川ダム

⇒ [書籍]『静岡県とその周辺の日帰り滝めぐり』
⇒ [書籍]『東海の100滝紀行(1)』
⇒ [書籍]『東海の100滝紀行(2)』
⇒ [書籍]『滝王国ニッポン』

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コメント

白糸の滝の話題を幾つか
 全国に”白糸の滝”がありますが、
はっきり言ってショボイです。
 白糸の滝は富士宮駅伝の折り返しになっていて、
地元では通称”白糸駅伝”の語源にもなっています。
 あと、白糸の滝の北には”陣馬の滝”があって、
こちらも地元では有名で、滝つぼのすぐそばまで行けますよ。

偶然にも私は21日(金)に白糸の滝に行ってきました。
私は清水区在住で富士みるく牧場とのセットで行ってきました。
富士みるく牧場ものんびりしていて心地よかったですよ。
今度是非とも取り上げてくださいね。

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