高校生クイズ、静岡県代表の活躍は?
Koです。昨日の夜は夏の恒例行事、『高校生クイズ』がテレビ放映されてましたね。知の甲子園といえるこの大会の静岡県代表は、県立富士高校でした。
例年静岡県は「東海ブロック」に入って、名古屋で地区予選が行なわれていたのですが、今年は「富士山大会」として、清水のエスパルスプラザで静岡県・山梨県の予選が実施されました。
なんというか……静岡と山梨のビミョーな立ち位置を感じさせられる分け方ですねえ。静岡は東海四県という時には含まれるけれど、東海三県というとはじかれてしまう。といって決して関東地方ではない。
山梨も「何地方」というのがすごく曖昧。「関東甲信越」などという、あやふやな区分に入っているけれど、やっぱり関東地方ではない。でもなぜか関東限定の大会である箱根駅伝に、山梨学院大学は出ていたりする。
そんなビミョーな県同士、仲良くね、ということで「富士山大会」なんでしょうか。
この予選大会、私のホームである清水で開催されるということで、取材に行こうと思っていたのですが、確か行なわれたのが7月16日。台風一過の激暑の日。あまりの暑さにオッサン・Koダウン。クーラーを効かせた部屋で若人の奮闘を祈ったのでした。
さて、本大会での、富士高の戦いぶりはどうだったのでしょうか。
1回戦は50チーム⇒15チームへのふるい落とし。○×クイズと、アタック25の最終映像問題を組み合わせたようなシステムでした。余談ですが今年の50代表高は、いつもよりも女の子の数が多かったような気がします。
ここで富士高は8チームから1チームが出られる大チャンスを作るも、それをものにできません。なーにやってるだ! あの答えは「ムンクの<叫び>」にきまっとろうが! とテレビの前で、ワタクシ、エキサイトします。
結局、富士高はそのまま1回戦敗退……。
ですが、高校生クイズの1回戦には必ずといっていいほど、あれがある! そう、敗者復活戦です。敗者復活戦はイラストクイズ。チームの1人目だけが問題文を目にし、その答えを絵で描く。2人目はその絵を描き写すようにして3人目に伝える。そして3人目は絵を頼りに言葉で答えを導き出す。
富士高に出された問題は「チャイコフスキーの3大バレー楽曲に出てくる鳥は?」。もちろん「白鳥の湖」の白鳥なのですが、1人目。鳥の足が長すぎる。それじゃ鶴に見えるだろう……。2人目もそのまま描き写してるからやっぱりすらりと背の高い、鶴・フラミンゴ路線だ……。
これはキビしい、と思っていたら、なんと3人目が「白鳥」と答えて敗者復活です。なんだこの、ちょっと芯をはずし気味の見事なチームワークは。
ここで復活したのは3チーム。富士高のほかには、富士山大会をともに勝ちあがってきた山梨・甲府南。不思議な縁ですね。そして最後の1チームが、三連覇を狙う埼玉・浦和高校。運にもかなり左右されるこのクイズゲームで、常連校、強豪チームがきちんと上にやってくるというのは、やはり名門校には底力があるんだなあ、と感じます。
続くゲームは、去年に引き続き川くだりをしながらのクイズ。去年はゴムいかだでのラフティングでしたが、今年はカヌーです。クイズ頭脳よりも、オール捌きのほうがものをいう「体力・チームワーク」系競技でした。
ここで、富士高はあえなく敗退。
1回戦を普通に敗退。しかし敗者復活の狭き門を突破。しかししかし2回戦の川くだり競技でやっぱり敗退。
どっかで見たような……と思ったら、去年の静岡県代表校・浜松北とまったく同じパターンでした。うーむ。来年こそは3回戦、準決勝、決勝へと駒を進めて欲しいです。
大会の最終結果を申し上げますと、山形東、ラ・サール、そして敗者復活から奇跡の勝ちあがりを見せた浦和の三校での決勝戦。ラ・サールと浦和の一進一退の攻防の末、ラ・サールが浦和の三連覇を阻止し、去年の雪辱を果たしました。やっぱ、受験名門校ってのは伊達じゃないですねえ、ラ・サールも浦和も。
私、高校生のころわりと物知りなほうだったので、思い出作りだけでも出ときゃあ良かったなあ、と毎年思います。高校生のみなさん、これに出られるのは今だけ。しかも出場だけなら簡単なんですから、ちらっとでも興味があったらやってみることをお勧めします。
くぅ、いいなー若いやつぁ!
<by Ko>
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