静岡じゃんけん、チッケッタ
Koです。ここのところネタ探しのためもありまして、テレビ番組『秘密のケンミンショー』を毎週見ています。
と言っても、この番組、毎週静岡県が出てくるわけではありません。1回につき扱われるのはだいたい15県くらい。ですから、ある県が扱われる確率はおよそ3回に1回ですね。ネタのある県は、その県出身のタレントがゲスト出演します。
昨日は保阪尚希さんが出演。静岡市出身の彼は、「静岡で待ち合わせ場所と言ったら、新静岡センター!」と、がっつり静岡市民ネタを披露していました。
さて、番組内で今回話題となったものの1つが、じゃんけんの掛け声。
前に扱った「どれにしようかな」ほどではありませんが、これも地方によって微妙に違いがあるんですね。神奈川県川崎市出身の私は「じゃんけんぽい(ぽん)」でした。
関西のほうでは「いんじゃんほい」になるという話は聞いたことがありましたが、保阪さんが言うに静岡では「ちっけった」だそうですね。
どうだったかなぁ? 大人になってから静岡に来たので、じゃんけんした覚えがあまりありません。「ちっけった」、耳にしたかな? たぶん、「じゃんけんぽい(ぽん)」も普通に使われる中、バリエーションの一つとして「ちっけった」があるのだと思います。
ちょっと調べてみたところ、静岡県では
・ちっけった
・じっけった
・じっけっぺ
・じっとっぺ
・じすとっぺ
・ちっとっせ
・ちょいちょい、ほい
・ちっとん、ほい
といった種類があるみたいです。
あー、私も「じっけった」は使いました。たぶん「じゃんけんぽい」の省略形ですね。男の子同士で気合を入れてじゃんけんするときに「じっけった!」と叫び、あいこのときは「あーっらった!」と拳を突き出しておりました。
「じゃんけんぽい」の省略という意味では、「じっけっぺ」が一番原型に近いでしょうね。「じゃんけんぽい」⇒「じっけんぽい」⇒「じっけんぺ」⇒「じっけっぺ」のような。「ちっけった」「じっけった」「じすとっぺ」「ちっとっせ」くらいまでは、 この音変化グループに入りそうです。
「ジストッペ」……イタリア北部の郷土料理のような響きです。ふかしたジャガイモにトマトソースと唐辛子が効いています。
「ちっとっせ」はちょっと可愛い音。そしてなにやらおめでたい感じすらします。千歳飴。長生きしろよ。
「ちょいちょい、ほい」「ちっとん、ほい」までくると、これはもう別系統の進化を遂げていると言って良いかと。
チョイチョイ・ホイ。チットン・ホイ。一瞬、香港映画の喜劇役者かと思ってしまいます。
ジャッキー・チェンとならず者の乱闘に料理店で巻き込まれて、テーブルの影から皿を盾にして「やっちまえ!」と叫んでたら、皿を割られて慌てふためくジャッキーの幼馴染の兄弟、みたいな。
これらのじゃんけん、当然ながら「あいこでしょ」の言い方にも違いがあるんでしょうね。いずれ番組で取り上げるかもしれません。
そうそう、以前この番組でネタになっていた、組み分けをするときの「グーパーじゃんけん」、川崎出身の私の場合、「グパァー…ジャス!」と言っていました。「グー」を伸ばさずに「グパァー」とするところがポイント。そしてなぜか「ジャン」ではなく「ジャス」。うまく組みができなかったときは「あいこでジャス!」でした。
じゃんけんひとつで現れる豊かな地域性。面白いものですね。
<by Ko>
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