静岡県の名所・名産・偉人などをテーマにしたかるた。箱を開いてみると、

「[あ]朝霧がはぐくむ静岡茶」　静岡といえばやっぱりお茶です。
「[ぬ]抜き出る技術　鍵盤楽器」　西部名産のピアノなど楽器産業。

これで、どんなものかだいたいわかって頂けたことでしょう。普通のかるたと同じように、読み札と絵札に分かれていて、あ～わの４４組があります。その内容はぜーんぶ静岡に関連したもの。

こうした「ご当地かるた」では、「上毛かるた」が有名です。テレビ番組『ヒミツのケンミンＳＨＯＷ』でも取り上げられた、群馬県の名物かるた。群馬における普及度は驚異的で、生粋の群馬県民なら、老若男女を問わず、ほぼこのかるたを全部そらんじているとか。

群馬県民に
「つる舞う形の」と問いかければ「群馬県！」と何の迷いもなく応じ、
「もみじに映える」とふれば「妙義山！」と即答するそうです。
群馬県民にとって「かるた」といえば「上毛かるた」。「いぬも歩けば棒に当たる」でななくて「いかほ温泉日本の名湯」なわけですね。

静岡かるたが作られた経緯など、詳しいことは
⇒ 『静岡かるた』公式ページ
に載っています。またここで取り寄せ購入も可能。１セット税込み1,000円、送料別。また、新聞店を中心に直接販売している場所もあるので、そちらでお求めになるのもいいでしょう。

ここで、いくつか札を紹介してみましょう。

やはりはずせない霊峰富士。静岡のイメージと言ったらまずは富士山ですよね。

このかるた、絵札の裏は白紙ですが、読み札の裏には、そのお題についてのウンチクが書かれています。富士山の札の裏はこんな感じ。

かるたで遊びながら、この解説も読み上げれば、ぐんぐんあなたの静岡県民度が上がっていきます。

以前、このブログでも取り上げた伊豆稲取地区の「雛のつるし飾り」の札ですね。このお飾りがたくさん下げられた光景は、かなりの見モノですので、みなさんぜひこの春には訪れてみてください。

浜名湖名物は、聞いているだけで、 精力がつきそうな感じです。

静岡県立美術館。 ここにでているロダン館はもちろん、企画展も充実していますし、周囲の環境もいい極上のミュージアムです。

いいところですよー、清水町の柿田川湧水群。澄んだ水の流れに心と身体が癒されます。

……気、早くない？

この他にもわさび、河津桜、桜海老、三保の松原、ペリー来航、Ｊリーガー、登呂遺跡、大道芸Ｗ杯、蓬莱橋、車産業、芹沢けい介などなど、各地区からたくさんのお題がかるたになっています。

模型やＢ級グルメなどは、選からもれていました。残念。４４枚しかなく、さらに頭文字が決まっているという制限の中では、なかなか難しいのでしょうね。泣く泣く札にできなかった名物もたくさんあったと思われます。

せっかくなので、会社の中でぶつぶつと読み上げて絵札をとる、独りかるたを敢行してみました。我ながら、とても寂しい遊びです。

「………………」

「ハイッ！」やった！ とった！ 独りだけど！

さて、私がゲットしたこの絵札、みなさん何のお題だかわかりますか？
答えは
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「イ」の字映した　高柳健次郎。

テレビの父と呼ばれる浜松の技術者ですね。このブログでも紹介したことがあります。彼が実験で一番初めに映し出したのが「イ」の字だったんです。時は１９２６年１２月２５日。どうです、勉強になるでしょう？

お正月は、「静岡かるた」で遊んで、脳のトレーニング＆雑学獲得＆郷土愛向上を目指してみてはいかがでしょうか。小さなお子さんのいらっしゃるご家庭に特にオススメです。

静岡かるた、群馬の上毛かるたのようにメジャーになるといいですねー。

＜by Ｋｏ＞

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⇒ 『静岡かるた』公式ページ
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