奥田 透(「銀座小十」オーナーシェフ)
奥田 透(おくだ・とおる) 「銀座小十」オーナーシェフ 1969年生まれ
先日、レストランの格付け本『ミシュランガイド東京2008』 が発売され、星を獲得したレストランが話題を集めています。
日本を沸かせたのが、掲載店の星の数の合計が世界一であったことと、最高ランクである三ツ星を獲得したお店が、8軒もあったこと。今、三ツ星店は予約の電話殺到で、なかなかその味を堪能するのは、難しいようです。
そして、特筆すべきは8店舗のうち3店舗のオーナーシェフが静岡県出身。その中の一人が、日本料理店『銀座小十』のオーナー奥田透さんです。
奥田透さんは、静岡県静岡市出身。中学時代は、野球部に所属し、キャッチャーとして活躍します。高校時代に、自分の腕だけで勝負する仕事に魅力を感じ、料理人を志します。この世界に入ったのは卒業後、18歳の時でした。
静岡市の「割烹旅館喜久屋」で5年間、京都の「鮎の宿つたや」で半年間の修行を積みます。その後、徳島「青柳」の主人小山裕久さんが出した著書「味の風」に感銘をうけ、青柳で4年間修行することとなります。
1999年、静岡へ帰郷した後、はじめて自分のお店「花見小路」をもちます。このお店は現在も、静岡市内で営業中です。また、市内には奥田さんのお弟子さんのお店もあるようです。
2003年、東京銀座へ進出し、30代の若さで、かねてからの夢であった「銀座小十」を開店します。
しかし、銀座での仕事は、思い描いていたものとは違い、なかなかうまくいかなかったようです。半年間はまったく人が来ない日が続き、家賃も従業員への給料も払えず、銀行からの融資も断られるほどだったとか。
きっかけは、1冊の雑誌にお店を紹介してもらったことから。そこから、口コミで広がり、銀座小十は、人気店となっていきます。そして、料理人になって20年目の今年、三ツ星の評価をうけ、「銀座小十」は、世界へと名をひろめることとなりました。
小十は、お客の年齢や好みに応じて、調理法や盛り付けは、ほぼオーダーメード。奥田氏の信条は、季節感と食材を大切にすることだそう。これからも、おいしいお料理で、私達を幸せにしてくれるでしょう。
(by まち娘)
【関連リンク】
⇒ 『ミシュランガイド東京2008』
⇒ 『銀座小十』
⇒ 「花見小路」
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