東海道廣重美術館
Koです。国民文化祭の一日、由比にある「東海道廣重美術館」に行ってきました。
場所は、由比駅から駅前の道を東、蒲原駅のほうに進み、右手に漁港が見えるのを通り越してしばらく行った所になります。歩くと意外に距離があります。
〒421-3103 静岡市清水区由比297-1
TEL:054-375-4454(代)/FAX:054-375-5321
由比本陣公園でもある園内はこんな感じ。
とてもきれいで気持ちのいいところです。中は大きく分けて、
・無料休憩所・案内所
・公園としての広場
・東海道廣重美術館(有料)
・由比本陣記念館「御幸亭」(庭は無料・館内は有料)
で構成されています。
この日は国民文化祭特別企画ということで、無料にて1枚、廣重の浮世絵刷りが体験できました。
本来はたくさんの版の刷りかさねをしなければならない版画を4色ほどに簡略化し、誰でも浮世絵作りを楽しめるようにしてあります。毎年年賀状は木版画を作る私も挑戦。
でけた! ちょっと版がずれてぼやけてしまいましたが、おもったよりきれいに出来ました。これはえーと、これは東海道五十三次の中でも最もメジャーな「保永堂版」の由井宿の絵ですね。切り立った崖、深い色の海の間に見える富士山が美しい。
さて、通常は東海道廣重美術館、もちろん入館有料なのですが、この時は
無料でした! ラッキー! っていうか、それを知ってるから来たんですけどね。この週末で無料サービスは終わってしまうので、興味のある方はぜひ2009年11月8日(日)までに!
企画展は
はがき版画展。一般の方のはがき版画投稿作品が展示されています。私もけっこう長年年賀状で版画をやっていますので、これは参考になります。中にはたーくさんの作品が展示されていて、
うわ、とても真似できない!というものから、これくらいならなんとか……と思えるものまで各種各レベルそろっていました。
本格的浮世絵コーナーのほうは、江戸名所図が展示されていました。こちらは撮影禁止なので写真はありませんが、とても「真似」なんて考えられるようなもんじゃありません。なんじゃこの墨絵の細かさは! とか、どうやったらこのぼかし表現できるんじゃ! という驚きを持ってみることになりました。木版画をやったことがある人のほうが、その技術のすばらしさに感嘆できると思います。
外に出ると、 由比本陣記念館「御幸亭」。明治天皇陛下が幾度かお休みを取られた本陣の離れ座敷を復元したものです。
庭を見るだけなら無料です。館内に入ると500円でお茶とお菓子を振舞ってくれます。
池にはたくさんのきれいな鯉が優雅に泳いでいました。
しばらくぼーっとしてから、
園内を後にしました。
すると、公園の外を流れる水路に
亀のような石を発見。あはは、かめっちだー、と見ていたら、隣にも
んお? これは……本物の亀だよな……? いや……彫刻か?
自信がなかったので、ぐいっとつかんでみました。動きました。本物の亀でした。水路の中に放流。
なんだよー。せっかく気持ちよく甲羅干ししてたのにー。
ごめんよ、亀君。水の中に引きずり戻して。
というわけで、気持ちよい秋の一日、芸術的にゆっくりと過ごせました。いいところですよ、ここ。みなさんも桜海老料理を食べがてら、ぜひ訪れてみてください。
<by Ko>
【関連リンク】
⇒ 静岡市東海道広重美術館
⇒ 由比桜えびまつりレポート
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