夜泣き石が2つ!?どっちが本物?
こんにちは。静岡星人です。
突然ですが、遠州七不思議というお話をご存じでしょうか。
遠州七不思議とは、静岡県の遠州地方に伝わる不思議な物語のこと(そのまんま)で、一番有名であろう夜泣き石(掛川市佐夜鹿、小夜の中山)を筆頭に、桜ヶ池の大蛇(御前崎市佐倉)、子生まれ石(牧之原市西萩間、大興寺)、三度栗(菊川市三沢)、京丸牡丹(浜松市春野町)、波小僧(遠州灘)、天狗の火(御前崎市)の7つの話のことを指します。
実は、諸説として池の平の幻の池(浜松市水窪町池の平)、片葉の葦(菊川市三沢)、能満寺のソテツ(吉田町片岡、能満寺)、無間の鐘(掛川市東山、粟ヶ岳)、柳井戸(浜松市引佐町)と物語自体は7種類以上存在していたりするみたいです。
遠州七不思議は、江戸時代の小説家滝沢馬琴の「石言遺響」という書物により、以後有名になっていきました。
そんな遠州七不思議の発端でもある「夜泣き石」のお話を簡単に説明すると...
妊婦が強盗に襲われ大きな石の前で絶命してしまったものの、その傷口から赤子が生まれた。その赤子を思う母の一念が通じたか、傍らにあった大きな丸い石が声を上げて泣き始め、その声により赤子が無事発見されたというお話。
このような内容の夜泣き石ですが、実は夜泣き石は掛川に2つ存在しています。
1つは久延寺境内。
▲久延寺境内の夜泣き石
もう1つは国道1号線 小夜の中山トンネルの手前(東京側)の道路脇に安置されています。
▲国道沿いにある夜泣き石
写真を見てもどちらも本物らしい雰囲気が漂ってくる・・・。うーむ。
ちなみに夜泣き石は御殿場にもあるらしく、こちらは子どもの夜泣きが収まるというもの。夜泣き石は全国にあるようです。
掛川の夜泣き石、夜見に行くと凄まじく恐いのでオススメ!しません。
※各夜泣き石の地図
より大きな地図で 2つの夜泣き石 を表示
<by 静岡星人>
国道沿いにある「夜泣き石」、18歳くらいの時に男女5人くらいで夜中に見に行こうということになり、途中まで行きました。まさに「凄まじく」怖かったです。先に階段を上った男子が、後から昇ってきた女子たちに向かって「ワッ!」っと脅かしたものですから、女子たちは一斉に悲鳴を上げながら階段を駆け降りた覚えがあります。もう30年も昔の話ですけどね^^;
投稿: ノリP | 2010年10月14日 (木) 17時50分
今も昔もあそこは怖いままですね・・・。
何が怖いというワケではないんですが、何となく雰囲気とか・・・。
この記事を読んで、ちょっぴり興味を持ってもらえれば嬉しいです。
投稿: 静岡星人 | 2010年10月19日 (火) 11時20分