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2011年1月10日 (月)

自分の名字の由来は?

ジモティック・コラム

以前「お前もデカなら足で稼げ」内にて「静岡で多い名字ランキング」という記事を掲載したのですが、今回は静岡県に分布している名字の由来を調べてみました。

静岡県は東西に長く、東は神奈川県、西は愛知県に続き、北は山梨県、天竜川を北上すると長野県と他県との接点が多く、東西を結ぶ東海道、海路など移動経路もさまざま。
交通の要所であった静岡県は、名字の種類も他県に比べると多いようです。

静岡県はかつて「遠江」「駿河」「伊豆」と三つの国に分かれおり、名字についても各々の地域的特色があります。

東部は、武田氏をはじめとする甲斐に栄えた一族の名字が多く見られ、伊豆東海岸は当時相模を中心に栄えていた北条氏の由来である相模・房総系の名字、西海岸は伊勢・紀伊とゆかりのある名字が広く分布しています。中部は、甲斐・信濃の流れを汲む名字、西部は、三河・尾張・信濃に共通する名字が分布しています。

コレを見てみると、静岡県の名字は他県から流入してきたものが多いようですね
それではもともと静岡県内に存在した名字は、どこに行ってしまったのでしょう。

それには次のような理由が考えられています。

一つ目は、一族が集団で県外に移住してしまったということ
鎌倉幕府が設立するにあたり、その中心地であった伊豆、駿河、遠江の武士は、全国各地に所領を賜ったため、所領地に一族で移動。そのため元々住んでいた人たちの名字がなくなってしまったというワケです。

二つ目は、住んでいた一族が滅亡、衰退してなくなったため
県内は今川氏、武田氏、北条氏、徳川氏など多くの戦国大名に支配されたため、家の取りつぶしや改姓が数多く行われた可能性があるようです。

日本国内の名字の種類は現在12~13万と言われています。
人の移動の多い静岡県の名字分布は、歴史ロマンが感じられる複雑な背景を持っているのですねぇ

■あなたの名字の由来は?

<今川家臣系>

庵原、福島、朝比奈、小笠原、関口、齋藤、山田、原、杉本、大石、吉川、小池、宮下、本間、牧野 など

<北条家臣系>
富永、大草、南條、佐々木、田中、伊東、今井、石川、山本、池田、佐藤、神田、増田、杉山、後藤 など

<武田家臣系>
丸山、宮沢、柳沢、滝沢、秋山、村田、中島、板垣、小田、吉田 など

<徳川家臣系>
内藤、戸田、大久保、水野、松平、土屋、太田、本多、小笠原 青島、村松 望月、横田、中村、中野 など

<源平藤橘姓>
赤松、今川、大井、大舘、岡田、石橋、村松、江戸、遠藤、金田、長井、青山、大友、大村、岡部、宇都宮、宇佐美、楠木、山中、和田 など

<県名の地名から発祥した名字>
富士、不二、上野、大石、河合、千原、平井、山木、小柳津、朝比奈、飯田、岡部、田中、寺島、石上、植村、内田、内山、大河内、伊達 など

※名字は必ずしもその家系から由来したとは限りません。

(by 静岡星人)情報提供元:a・un

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コメント

今川義元の従弟 土屋義貞(桶狭間の合戦で戦死)と聞いていましたが、徳川系とは、初耳。
なるほど、そういうことにもなるのかと、考えさせられました

興味の持てる記事でした

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