暮らしやすいって言われている静岡県の気候とは?
自分が東京に住んでいた時に感じたんですが、静岡県は、夏は暑すぎず(といっても十分暑いんですけどね・・・)、冬は他県に比べて比較的温暖なため、一般的には「暮らしやすい」地域として結構他県民から認識されているようです。
静岡県の地形は、大まかに言うと北に南アルプスや富士山などの3,000m級の高い山が連なり、南には総延長500キロという長い沿岸線が延びています。こうした高低差のある地形の変化が、多様な気候を生み出しているようです。
静岡県の降水量と平均気温のグラフ。グラフを見ると確かに過ごしやすそう。
夏そんな暑くないし(グラフでは・・・)。
静岡県の各地方の気候を簡単に説明すると・・・。
■伊豆地方
伊半島の北部と南部、東海岸と西海岸で気候が異なっています。
沿岸地方では、年平均気温が15~17℃と暖かいのですが、内陸の田方平野では日中と夜の気温差が大きく、冬期の冷え込みは富士山近辺に劣らないほど。天城山付近では冬期に降雪も見られ、積雪となることも珍しくありません。冬期の天城越えは結構大変なんじゃーないでしょうか。
■東部地方
東部・富士山麓は標高により気温が変わっています。
標高が高い御殿場・白糸で年平均気温が13℃くらい。一方、吉原では県内の平坦部とあまり変わりません。冬期の富士山麓は、県内随一の低温となります。
■中部地方
中部は北部の山岳地帯と駿河湾の影響を受けて気候が温和な地域が多いようです。
その反面、大雨や強風などの異常気象も他所と比べて多い様子。言うならば「めっちゃ暑い!」日と「めっちゃ寒い!」日が他地域よりも多いってことなんでしょうね。
ちなみに2年ぐらい前、2月なのに26℃ぐらいをたたき出したことがあります。
春を通り過ぎて夏だよ!
■西部地方
浜松市を含めた沿岸部では、およそ平均16℃くらい。天竜から佐久間にかけての山間部になると、1℃程度低くなっています。盆地になっている佐久間や天竜では、夏期に県内の最高気温を記録することしばしば。ちなみにこの地域で観測された最高気温は40.6℃。もちろん静岡県内で最も高い気温です。
また、西部は「遠州空っ風」と呼ばれるぐらい風が強く、特に御前崎付近では10m/s以上の強風が吹くこともあります。
静岡県は多様な気候環境により、日本のどの地域よりもさまざまな動植物が繁殖しています。「暮らしやすい」という判断は、私たち人間が判断する以前に、動植物が証明してくれているようですね。
(by 静岡星人)情報提供元:a・un
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