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2011年9月14日 (水)

増えつつある外来生物の脅威

ジモティック・コラム

現在日本には2,000種類の外来生物がいると言われています。
その大半がペットや観賞用、研究用、食用などのため輸入されたものが野生化したもので、外来生物は在来生物を補食、生息地を圧迫することが多く、社会的な問題となっています。

そこで環境省では、生態系や農林水産業などに被害を及ぼすものを「特定外来生物」に指定し、外来生物法により、輸入や飼育・栽培、運搬などについて厳しく規制しています。
また刑罰も設けられ、特定外来生物としての輸入、販売、頒布、譲渡、飼養が制限を受け、放つことが禁止され、最高三年の懲役、または三百万円の罰金刑の対象となっています。

一方、既に地域に定着しているものについては、被害の程度に応じて完全排除や封じ込めなどの防除が行われています。

では私たちの身近にいる外来生物とは、一体どんな生き物がいるのでしょうか。
その一例をご紹介します。

■アライグマ
Photo
動物園でお馴染み。

在来種をエサとする要注意生物。農作物への被害が確認されています。見た目とは裏腹にかなり気性が荒いので、不用意に近づくのは危険です。

■セアカゴケグモ
Photo_2
一時話題になりましたねー。

1995年に大阪府で発見されて以降、その他いくつかの地域でも見つかった外来種。攻撃性は低いが、毒持ちなので注意しましょう。港から港へと移動していると言われ、生息域を拡げています。

■カミツキガメ
Photo_3
たまーにテレビでも紹介される悪そーな亀。

現在千葉県印旛沼の周辺水系では繁殖が確認されている外来種。名前の通りその大きな口で噛みついてくる危険な亀。もともとはペットとして飼われていたものが野生化したそうです。

■タイワンリス
Photo_4
見た目はカワイイんだけどね・・・。

日本各地に観光用や逃げ出したりなどで分布している外来種。県内ではシイタケや通信ケーブルがかじられるという被害が出ています。そればかりか、ニホンリスの地域的な絶滅要因になる可能性が懸念されています。

■カダヤシ
Photo_5
一見メダカのようですが・・・。

メダカのよく似た北アメリカ原産の外来種。自種を含む淡水魚の卵や稚魚を多く捕食するため、日本における近年のメダカ減少の原因の一つにも挙げられています。

これ以上外来生物を増やさないためにも、むやみに「入れない(持ってこない)」「捨てない」「拡げない」ことが大切ですね。

(by 静岡星人)情報提供元:a・un

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