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2011年12月29日 (木)

下田で新人芸者が奮闘中!

ジモティック・コラム

江戸時代から続く「下田芸者」の歴史。
30年前には、芸者に稽古をつける「検番」が4件あり、200人の芸者衆がいたそうですが、今は検番1件でわずか5人だけ。

このままでは、下田の幕末秘話を題材にした舞踊「唐人お吉」や、舟歌「下田節」など芸者が演じ継いできた伝統芸能が絶えかねないと、市が国の雇用創出事業を活用し、新人芸者の育成に523万円の予算を付けました。
現在10月から新人芸者となった3人に、踊り、長唄、三味線などの稽古を付けています。

1
大正時代初期に建てられた「旧沢村邸」を稽古場として市が提供。

早速、稽古場に突入してみますか。

どうやら三味線の稽古中のようでして、マンツーマンで先生から稽古を受けている最中。
うわさの新人さんはというと・・・

2

後ろの方で、練習中でした。
他の芸者さんが稽古を受けている時も、先生の言葉を聞きながら自主練・・・自主練なのですね。

今日は突撃なので素顔でご紹介です。

3
左「いろは」さん、右「りん花」さん。

4
稽古中の「淡菊」さん。※みなさん芸者名です。

「皆さんおいくつなんですか?」
いろは「芸者はみんな20代なんですよ~(笑)」

wow失敬失敬。

「お稽古初めてまだ1カ月ちょっとだと思いますが、いかがですか?」
いろは「着物も芸者も興味があったので毎日楽しいです。2回だけお座敷に上がったんですが、すごく緊張しました」
りん花「先生もみんな優しいので楽しいです。休みの日に家でも練習してます」

そんな優等生な・・・。
でも芸者の稽古って厳しいんじゃ?
はぁて、もしや先輩の鋭い目線があるのでは・・・。

そんな先輩方、写真を撮られる新人を見て
「いいねぇ、芸能人みたいね~」と笑ってます。
ほがらか~。

先生にも色々聞いてみました。

「新人さんはいかがですか?」
先生「若いだけに吸収が早いです。スジがいいと思います」
皆さん穏やかで、アットホームな雰囲気。。

あわよくば自分もなってしまいたい・・・
自分のお白い顔を想像しつつ、おいとましました。

新人芸者さん達は、来年3月の「お吉祭り」で披露予定。
4月からは、旧沢村邸1Fの一室で稽古風景も一般公開されます。

芸者さんの踊りや三味線、長唄などの芸を楽しんだり、お座敷遊びで盛り上がったり、下田ならではの粋な夜を堪能してみたいですね。

お座敷に芸者さんを呼ぶのは、ちと敷居が高いという方。
旧沢村邸に立ち寄って、芸者の生の稽古、踊りや三味線の音色に触れるだけでも旅を印象深いものにしてくれるはずですよー。

芸者置屋 下田検番 叶家
下田市中470-9
Tel.0558-22-3184
お座敷代(玉代:ぎょくだい)20,000円/2時間
※宿泊先ホテル経由での申し込み

(by スタジオムーン)

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