小國神社にある「願いが叶う石」と「縁結びの実」とは!?
遠江国一宮小國神社。
その名の通り、遠江の国で一番誇り高き神社として古来親しまれてきました。
社記によると、555年に御神霊が出現し鎮斎されたと言われています。1450年以上の歴史を持つ神社は、神聖な空気がそこはかとなく感じられ、心が浄化できる場所。
ここ全体がパワースポットといっても過言ではありませんが、今回は小國神社内にある金運、縁結びのパワースポットを2か所、ご紹介します。
一の鳥居を抜け、手水舎で身を清めたら、
美しい樹木に囲まれ、心を整えながら歩みを進めます。
二の鳥居を抜け、拝殿への途中の左手。
御祈祷やおみくじ、お札などが売られている参集殿前に、
1本の松とそのふもとにある不思議な石があります。
こちらが1つめのパワースポット、「金銀石」。
この石を撫で、松の幹を撫でれば、
「金運、良縁に恵まれる」という言い伝えがあるそうです。
松を挟むように、左右にある石が金銀石です。
向かって右手は、石の上に縦長のさらなる石が重ねられています。
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「古老の伝えによれば、御神大己貴命(おおなむちのみこと)が遠江の国造りをされ、
此の地に留まりて、諸行を教えた給う中に、金銀の印として此の石を授けたと云われ、
以来諸民此を金銀石と称し、松を願掛け石(待つ)という。」
木札には、このように記されていました。
「松」と「待つ」の掛詞とは、何とも粋。
また石は、「金運石」・「引寄石」・「夫婦石」とも呼ばれているのだとか。
もう1箇所のパワースポットは、参集殿の裏手にある御神木です。
案内を頼りに進んでいくと、樹齢800年、連理の「ひょうの木」に出合います。
仲良く寄り添うような姿から、縁結びの木と呼ばれるようになりました。
四方に大きく枝を広げるひょうの木を見上げていると、
この木が放つ優しさのオーラに包まれて、穏やかな気持ちになります。
正式名称は柞の木(いすのき)。
ひょうの木と言われることに、秘密が隠されています。
こちら、何かお分かりでしょうか。
「ひょうの実」と言われていますが、「実」ではありません。
ひょうの木だけにつくアブラムシが、葉と葉の間に入り込み肥大。
つまり、これは葉っぱなんです!
穴が開いているのは、虫さんの出口。
その穴を横笛のように吹いてみると、美しい音色を奏でます。
それが「ひょう」と聞こえるのです。
「毎年、不思議にも此の木の葉に「まゆ玉」の「から」ができ、
風が吹くと「ひょう」という音を出すので、「ひょうの木」と呼ばれるようになりました。
小國神社の御祭神、大己貴命(おおなむちのむこと)が「ひょうの笛」にて女神を呼び、
その心のこもった調子に女神が感銘して契りを交わしたという言い伝えから、
「縁結びの木」と言われています。」
木札には、このように記されていました。
ひょうの実は、幹のふもとや、風に飛ばされて遠くで見つかることもあるとか。
男女のご縁だけでなく、どんな良縁ももたらしてくれる木の葉のお守り。
これを見つけられたら、とってもラッキー!
ちなみに・・・
こちらは本当の「ひょうの実」であり、
葉っぱが肥大した伝説の葉っぱではございません。
並べてみると・・・。
手前の葉っぱにぽっこりしている部分が見てとれると思います。
ここに虫さんがいらっしゃるのですね。
この虫さんが、葉っぱに空洞を作っていきます。
棲家を広げようという行為なのでしょうか。奥のように肥大して、虫さんは脱出。
風に吹かれ、木の枝からポトリとふもとに落ちます。
必ずコレをゲットしてください。
ちなみに右にあるのは木の実なので、お間違えに無いように!
「この木の持つパワーは、とても強いですよ」
と語る神主さん。
この小國神社にお祀りする大黒様をはじめ、
敷地内全てにおいて「優しい神」が宿る場所。
このひょうの木も、力強さと優しい愛に満ちているのだそうです。
伝説の木の葉、見つけられたら神棚にお祀りしてください。
きっと素敵なご縁をもたらしてくれるはず。
そして神主さんからアドバイスをもう一つ。
神様は謙虚な願いを叶える性格なので、お願いばかりでは応えてくれません。
感謝の気持ちと精進する姿勢を持って、お祈りすることが大切なのだそうです。
■遠江国一宮 小國神社
周智郡森町一宮3956
0538-89-7302
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(by tadauchi)
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