志太系朝ラーメンのお店が静岡市に登場!
やって来たのは静岡市葵区の瀬名川。
新旧の北街道が合流する交差点をちょっと清水区方面に進むと
左手に黄色い看板が見えてきます。
目的のお店は、その名も「朝から家」。
しっかり「朝ラーメン」という文字が書かれています。
ん? でもよく見ると、その隣には「朝カレー」という文字も見えます。
朝カレーといえば、少し前にイチロー選手が毎朝食べているといって話題になり、
その後、「実はもう食べてないんです、カレー」という衝撃告白で
全国のカレー屋さんがズッコケたという、あの朝カレーですよ!
なるほど、朝専門のお店というわけですね。
といっても営業時間は朝の7時から14時まで。
本場・藤枝市では本当に朝だけで閉店してしまうお店もあるのですが、
ここはお昼すぎでも朝ラーが味わえるようです。
では、さっそく店内に入ってみます。
扉を開けてまず目に入ってくるのが壁に書かれたラーメンとカレーの説明。
特にラーメンの方には、
「『温かいラーメンに、おかわりで冷やし』これが基本!」とあります。
つまり、温かいラーメンと冷たいラーメンの2種類があるので、
両方食べてくださいということ。
実は、これが志太系ラーメンの特徴のひとつなのです。
メニュー表にも「志太系ラーメン 温+冷セット 1,000円」とあります。
ちなみに、それぞれバラで注文しても合計は1,000円です。
同じです。
でも、セットで注文しておけば、おかわりの待ち時間が節約できるのです。
朝はみんな忙しいですから・・・。
■志太系ラーメン 450円
■志太系ラーメン 大 550円
■チャーシューメン 600円
■チャーシューメン 大 700円
とりあえず、温かいラーメンを注文してみます!
せっかくなので、お店イチ押しの「かつラーメン」にしてみました。
こちらは700円です。
ご覧のとおり、とんかつがドーンと乗ってます。
実はこれ、本場・志太系ラーメンにかつて存在していた懐かしのメニュー。
それを復刻させたということで、古くからの朝ラーファンにも人気の一品だそうです。
■かつラーメン 700円
■カツラーメン 大 800円
とんかつはオーダーが入ってから揚げるので少々時間はかかりますが、
その分、食感はアツアツのサクサク。
また、しっかりとした厚さがありながら柔らかく、
スープが染みてくる程に甘味が増してきます。
脂は少なめなので、朝から食べても胃がもたれることはありません。
麺は中太の自家製ストレート。
少し平たい形でコシはしっかりしています。
意外とボリュームたっぷりです。
そして、志太系ラーメンに特徴的なのが、さっぱりとしたスープ。
動物系の脂を一切使用せず、魚介系のダシだけで、
透き通るような風味に仕上げています。
誤解を恐れずに言うのなら、
そばつゆとラーメンスープの中間みたいな感じでしょうか。
実際、テーブルの上にはコショウではなく一味とうがらしが置いてあります。
ちなみに、レンゲが付かないのも志太系の特徴です。
(でも、声をかければ出してくれるそうです)
さて、温かいラーメンをおいしくいただいたあとは、おかわりの冷やしです。
冷やしといっても、冷やし中華とはまったく違います。
お酢とかキュウリとかは入ってませんし、練りからしも付いていません。
代わりにわさびが付いてます。
麺は温かいラーメンと基本的には同じですが、
スープは冷やし用に甘さを増すなど調整してあります。
わさびを少しずつスープに溶きながら、
その清涼感で寝ぼけた頭を覚醒させましょう!
■志太系ラーメン・冷 550円
■志太系ラーメン・冷 大 650円
■チャーシューメン・冷 700円
■チャーシューメン・冷 大 800円
調子に乗ってビーフカレーも!
こちらは3日間かけて、具材がトロットロになるまで熟成させたビーフカレー。
辛さは中辛でしょうか。甘過ぎもせず、辛すぎもせず、イイ感じ。
■カレー(小 500円/並 650円/大 800円)
■カツカレー(小 800円/並 950円/大 1,100円)
というわけで、志太系の朝ラーメンが気軽に味わえる「朝から家」さんでした。
最後にお店の方からメッセージ。
「志太の食文化を広く知ってもらうことが私たちの目標。
ここでまず朝ラーというものを体験してもらって、興味が出たらぜひ、
本場を訪れてみてください」
とのことでした!
朝からガツンとパワーをつけたい方にお勧めのお店です!
■朝から家
静岡市葵区瀬名川2-28-1
054-265-3500
【営業時間】7:00~14:00
【定休日】年中無休
【座席】カウンター7席、座敷8席
【駐車場】13台
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(by 静岡漫画研究所)
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