浜松の古民家に日本茶カフェがオープン!
2013年12月、天竜浜名湖線西鹿島駅近くに和カフェがオープンしました。
お店の名前は「お茶の間のおと」。
玄関ののれんをくぐると、普通に靴を脱いでふかふかのスリッパに履き替え。
それだけでも、なんだかホッとしてしまいますね。
まずは一煎と入れてくれるほうじ茶の香りと味に、ますます癒され~。
ふぅ。
のおとは、「伝統と革新の両立」をコンセプトに、築60年の古民家を改築したカフェ。
日本茶インストラクターの資格を持つ店主の宮崎さんが、やわらかな笑顔でおもてなしをしてくれます。
透かし彫りの欄間や縁側、障子などを残しつつ、木製のフロアにテーブルと椅子。
まだ寒い春先の部屋をほのかに暖めてくれるのは、昔なつかしいアラジンストーブ。
レトロな気分を感じながら、美味しいお茶が味わえます。
お店では、東は宮城から西は沖縄まで、全国から厳選した24種類の日本茶を提供してくれます。
今回はせっかくなので、地元天竜で栽培されている茶樹・香駿(こうしゅん)のお茶をいただくことに。
煎茶を使った「濃茶のろうるけーき」(450円)にも惹かれつつ、季節限定の和菓子練り切り「春の色」(400円)をチョイスしてみました。
ちなみに煎茶とセットにすると、100円割引になります。
また、ランチには、生地にほうじ茶を練りこんだ「のおとのマルゲリータピザ」(800円)がおすすめ。
そのほかほうじ茶食パンなどの販売もしています。
フロアからも見えて、気になっていた茶釜が2つ。
片方は80~90度、片方は50度くらいのお湯を用意し、茶葉や好みに合わせて熱さを調節しているそうです。
へぇ~。
そうこうしているとかわいい茶器のセットが運ばれてきました。
ガラスの急須なので、茶葉の様子がよく見えます。
美味しいお茶をいただくには、つぎ切りが大事ですね!
漂ってくるお茶の香り。
うーん、いい香り~!
私も日本人だわ~と実感しますね。
まず一口・・・心地よい苦味と香りがしますね。
もう一口・・・苦味の中にもほのかな甘味が・・・。
そこで、練り切りを一口。
上品な甘さが口いっぱいに広がります。
そしてお茶をまた一口・・・。
甘味と苦味がいい具合に・・・。
と、味わいながらゆっくり食べるって、大切ですね~。
お湯の入ったポットを追加してくれるので、2煎3煎とおかわりして違う味わいも楽しめます。
また、気に入った茶葉は、その場で購入することもできます。
余談ですが、お菓子を食べ終わった頃を見計らって出してくれる、自家製大根のおつけものがとーっても美味しかったです。
これは良いお茶うけになりますね。
元々他の職業に就いていた宮崎さんですが、当時から日本茶が大好きで、週末には美味しいお茶を求めて旅に出ることもあったとか。
そこで自ら味と栽培方法を確認して、納得のいくお茶を選んで全国各地からお取り寄せ。
静岡県の名産であるお茶を加えて、全国の銘茶販売をすることにしたそうです。
一方、店内にはギャラリーがあり、プリザーブドフラワーが展示されていました。
今後はお客さんが気軽に立ち寄れる展示会やイベントを行っていく予定なんだそう。
「お茶を通して、日本の文化を継承していければ。また、生産者である農家さんと地域の方々が繋がる場にしたいので、美味しいお茶の入れ方教室や茶農家さんを訪ねるツアーなどを企画しています」
静岡県西部で美味しいお茶を味わいたかったら、迷わず「のおと」ですよ!
■お茶の間のおと
浜松市天竜区二俣町南鹿島58-2
053-443-8750
【営業時間】10:30~16:30
【定休日】日曜日、第2・4月曜日
より大きな地図で TNC静岡ジモティーズ を表示
■2013年3月以降の静岡ジモティーズの記事の取材場所が一覧で見られます■
(by 浜松こども情報)
コメント