富士を見ながらカキ氷!
梅雨が明ければ夏も本番。写真のような、冷た~いものが恋しい季節になってきましたこちらは、富士市にある「無上帑(むじょうどう)」のカキ氷。抹茶あずきです。オーダーしてから10分ほど経って出てきました。きっとすごく丁寧に作っていらっしゃるのでしょうね
無上帑をプロデュース&営んでいるのは、建築を手掛けた株式会社イワセイ(久保田野園)さん。つまりオーナーさんが自ら建てたのです。
一見古民家のようですが、古材は使っていないそうです。大黒柱や小黒柱は欅。柿渋や弁柄で塗っては拭き塗っては拭くという伝統技術で風合いを出しています。ちなみに、天気が良ければこの大窓から富士山が見えるんですよ~
土間の梁は圧巻の一言。こちらも新しい地松を加工したものですが、何十年も建物を支えてきたような風格すら漂っています。熟練の職人仕事を感じさせてくれますね。
こんな心落ち着く場所で、田園風景と富士山を眺めながらカキ氷……。なんともオツではないですか
もちろん無上帑さんはカキ氷やさんというわけではなく、カフェとして経営されています。メインは富士市「グロースヴァルト佐野」さんのスペシャルソーセージを使った「無上帑スペシャルサンド」640円(税込)。写真はないですごめんなさい あの抹茶あずきカキ氷でお腹いっぱいになっちゃいました。カキ氷はみぞれ、梅、抹茶などのシロップがあり、550円(税込)~です(抹茶あずきは750円(税込))。
こちらは「ぶれんど珈琲」540円(税込)。必ず季節の小菓子が付きます。小菓子といっても全く手抜きはありません。秋に出される栗の渋皮煮なども評判です。店内では大分の小鹿田焼きや栃木の益子焼きなど、オーナーさんが全国を回って集めた器を展示販売しています。さすが、珈琲に使っている器も品格がありますね。
久保田野園さんは元々、その名の通り「野園を作る」ことから始まったそうです。古き良き里山の原風景を残したいという思いから、ここ無上帑の庭を作りました。
庭にある薪釜。無上帑では、この釜で炊いたご飯で「おむすび」も提供しています(毎週火曜日のみ)。小さな池や小川もあり、まさに農村といった風情でした。それから、コレも見ものです↓↓↓
2006年、国登録有形文化財に指定された「旧岩淵の火の見櫓」。八角形の屋根をもつ火の見櫓というのは、全国でみても珍しいのだそうです。実に美しい。昔の人はこのてっぺんから、あの田園風景と富士山を眺めていたんですね。
建築も庭も(そしてカキ氷も)、すべて素晴らしかった。故郷を感じさせてくれる空間です。
休日は混み入りますので、訪問は平日がオススメですよー
■無上帑
富士市南松野247
0545-69-3588
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】木曜
【駐車場】あり
(by T.M)
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※掲載内容は2014年6月10日取材の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。※当社では、各店舗・施設・イベント等に関する個別のお問い合せにはお応え致しかねますのでご了承ください
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