スカイラインを越え、絶景の沼津・達磨山へ
静岡のプチ登山シリーズ、今回は沼津にある「達磨山(だるまやま)」。
これまで紹介した中で一番の高さ、標高982メートル。
じっくり歩きたい人も、楽して登りたい人も、レベルによってコースを選べるところが素敵です。
達磨山は、以前このブログで紹介した「金冠山」(記事はこちら)に並ぶ山。まず金冠山に登り、そのまま続けて達磨山まで行くという縦走も可能です。筆者である私、こやぎの大好きなルートですが、往復すると3時間はかかるので初心者には大変。そんな方には、「戸田峠」をスタートする片道1時間のルートがおすすめです。
スタートはこちら、「戸田峠」。駐車場あり。
舗装されたこの道路の、どこから山に登るの?とキョロキョロしていたら、
ちゃんとあるんです、達磨山への道を示す標識が。
左側に向けて「達磨山」の文字。2.2キロ。うん、がんばろう。
道は基本的によく整備されています。
めざす頂上「達磨山」の手前には「小達磨山」という小ピークがあり、当然登り道なわけですが、歩きやすい気持ちのいい道が続いています。
こういう感じ、わくわくします。しますよね? しませんか? してくださいね。
かと思えば、こんな森の道も。
これはこれでわくわくします。します・・・よね?
達磨山は、春先、5月くらいに登ると汗をかいてフーフーいう感じ。12月に登ると、歩いているあいだは寒さを忘れるけれども、立ち止まったときに風が吹くと寒い。寒さ対策は忘れずに。
どの山でもそうですが、簡単に温度調節できるような装備で行くことが重要。冬場なら、手袋やネックウォーマー、耳まで隠れるニット帽などの小物が便利です。面倒がらずに着たり脱いだりできるし、首や手首を温めることで全身が暖かく感じられる効果もあります。
しばらく歩くと、右手に集落が見えてきます。
山にはさまれるようにぽっかりひらけた戸田港です。
そして、最初のピーク「小達磨山」に到着。
やったー。
しかし眺望はゼロ。「小達磨山」の看板を見て(写真の左側です)、あ、ここがそうなのね、ふむふむなるほどねって感じで、先に進みます。
小達磨山から先はいったん下り。
あとでまた登ることがわかっているのに下るっていうのは、何とも言えずやりきれない気持ちになるもの。無常感を味わいつつ進むこと15分ほどで、西伊豆スカイラインに出ます。
カーブする舗装路が、西伊豆スカイライン。ドライブにぴったり。
しかしあえての、徒歩。奥に見えている高い場所が達磨山の頂上です。遠いな!
スカイラインの脇に、達磨山に登るための階段があります。
実はこの階段のそばにも駐車場がある。つまり、スカイラインをドライブし、達磨山直下の駐車場に車を停め、車を降りてちょいと登山、ということもできるわけです。体力に自信のない方は、まずはこの方法でアクセスを。
階段を登りきると、そこが達磨山の山頂です。
360度のパノラマが待っています。もちろん一番の見どころは・・・。
これです、富士山!
取材の日は薄い雲があってぼんやりとした景色でしたが、11~12月にかけては、澄んだ空気のなかでくっきりとした雄姿が見られることでしょう。
帰りは来た道を戻ります。
■達磨山
沼津市・標高982m
■所要時間
戸田峠からの往復、2時間くらい
■2013年3月以降の静岡ジモティーズの記事の取材場所が一覧で見られます■
(By こやぎ)
※掲載内容は2014年11月14日時点の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。
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