エメラルドグリーンの寸又峡
すっかり遅れた記事になってしまいましたが、先日、紅葉が始まったばかりの頃に「寸又峡温泉」まで行ってきました。静岡北部の山あいにある、とってもいいところです。
行くのであれば、絶対に電車とバスがオススメです。
一つには寸又峡のあたりは道が狭いうえにうねうねしていて、車で行くのは大変かつ危険。プロに任せるのが体力的にも楽だからです。
もう一つには、風情がある! 寸又峡へはJR東海道線金谷駅で乗り換えて、大井川鉄道で行くことになるのですが、この路線は鉄道マニアの聖地と言われるほど、味わい深いのです。
まず乗ったのがこちらの車両。
普通列車なのに、なんですかこののっぴきならないノスタルジックさは! 県内なのに旅気分が高まります。
そして、大井川鉄道と言えば、もちろんアレです。
後ろからのショット。
そして前から。
……逆光でろくでもない写真になってしまってすみません。誰よりも私ががっかりしています。
平日もふつうにSLが運行しているのは、日本でこの大井川鉄道だけ。蒸気機関車の汽笛と、乗務員さんの観光案内を聴きながら、絶妙な速度で列車に揺られる気分は、本当に最高です。
SLの終着駅は「千頭」という駅。ここにつくと、2014年夏頃に実施された「リアル機関車トーマス」企画のなごり、「HIRO」と「RUSTY」が迎えてくれました。
大変好評だったということで、2015年もこの企画、継続されるという噂です。
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いったんCM !
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千頭からはバスに乗って寸又峡へ。そして寸又峡のだいご味と言えば……これ!
水面がエメラルドグリーンに染まる「チンダル現象」です。
寸又峡・大間ダム湖の水は、不純物の少ない透明な水なのですが、わずかに溶け込んでいる微粒子が青い光を反射するために、こんな美しい色になるのです。
このすばらしい光景を最高に楽しみたければ、「夢の吊り橋」まで歩きましょう。バスを降りてから20分くらい。途中かなりきつい下り坂、階段があることを覚悟してください。もちろん帰りは上りです。
一生懸命歩いた先には……
絶景ですねえ。
そしてこちらが夢の吊り橋。
長さ90m高さ8mあります。高所恐怖症の人には悪夢の吊り橋かもしれません。私、高いところダメなんですが、がんばってわたりましたよ。そして往復しましたよ。
一度にわたれるのは10人までです。紅葉のシーズンは一方通行になりますが、それ以外の時期は橋の途中にいくつかある「退避板」を使ってお互い譲り合ってすれ違います。
実はこの夢の吊り橋、大手旅行口コミサイトである「トリップアドバイザー」の「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋 10」で、10位になったのだそうです。世界的な美観なんですよ、ここは!
この後、寸又峡の日帰り温泉に入って、帰途についた私。とてもよい秋の一日となりました。みなさんもぜひ、夢の吊り橋、渡ってみてくださいね。
(by Ko)
⇒ 大井川鉄道
⇒ 寸又峡温泉観光ページ
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