景色を見るなら今がベスト。冬の低山ハイクのすすめ
浜石岳(静岡市)より南アルプス方面を望む 1月撮影
これまで何度かにわたってお届けしてきた、【静岡プチ登山】シリーズ。
・日本平(静岡市)
・さった峠(静岡市)
・浜石岳(静岡市)
・満観峰(焼津市)
・金冠山(沼津市)
一般的に、冬場は登山のオフシーズンだと思われています。
が、上記に紹介したような静岡県内の低山ならば、実は冬の登山はおすすめです。
積雪の心配はほぼないので特別な雪対策は不要。
登っている間も、気温が低いので歩きやすい。汗をかきにくい。
真夏に日本平や沼津の低山を登った際には非常につらかった。
30度を超える気温の中、リュックを背負って2~3時間もぶらぶら歩くのだから当然です。
汗をかきっぱなしで体力を奪われるわ、最終的には熱中症になるわ・・・。
それに比べると、冬場は実に快適。ピリッと冷えた空気の中を歩くと気持ちがすっきりします。
何より、乾燥して空気が澄みきっているので景色が良く見える!
富士山をはじめとした遠景がクリアに見渡せるのは、冬場ならではのメリットです。
さった峠(静岡市)から富士山 11月撮影
と言いつつ、寒さをなめてはいけません。
登っている最中はともかく、立ち止まると寒い。風が吹くともっと寒い。
山頂などで吹きさらしになるような場所では、非常~~~に寒い!!!
せっかくの山登り、頂上で景色やお昼ごはんを楽しむなら、寒さに負けないための準備が必要です。
山での防寒や体温調節で重要なのは、「早めに、こまめに、脱ぎ着すること」。
着るのが面倒、脱ぐのが面倒、といって放っておくのは体調不良のもと。
億劫がらずに調節できるよう、小物をうまく活用しましょう。
【冬山の体温調節におすすめの小物】
・ネックウォーマー、マフラー
・手袋
・耳あて
・ニット帽
脱ぎ着しやすい小物の組み合わせで暖かく!
風が当たらないよう、これらの小物を組み合わせて体温調節を。
暑いと感じたらはずし、すこし冷えるかな?と思ったら早めに身に着ける。
そのうちに、自分にとってちょうどいい、使いやすい組み合わせが見つかります。
また、寒さ対策には肌に直接触れるインナー選びが重要。
さまざまな素材のものがありますが、一番のおすすめはメリノウールです。
非常に細い繊維の羊毛で、チクチクしない。着た瞬間から暖かい。保温が続く。
汗をかいても冷たくならず、においもしない。
インナーとしては高額ですが(長袖シャツで6000~9000円程度)、
山歩きを趣味にするなら持っていて損はありません。
というか、筆者は、街でも職場でも着ています。
この暖かさと気持ちよさたるや・・・。もう綿や化繊にはもどれません。
なお、これはあくまでも、雪のない低山向けの一例です。
初心者は、凍結や雪の山にはぜったいに近づかないこと!
そして、慣れた低山であっても、無理をせず状況を判断するようにしてください。
というわけで、インナーとあったか小物選びに注意して、
景色のきれいな冬山歩きを楽しんでくださいね!
(by こやぎ)
※当社では、各店舗・施設・イベント等に関する個別のお問い合せにはお応え致しかねますのでご了承ください
コメント