3月26日は「早熟の天才」の日?
9年3月26日生まれ。超絶技巧と、発想豊かな演奏で、日本のトップジャズピアニストに若くしてのぼりつめた方です。音楽の都・浜松に育ち、6歳でピアノを始め、8歳でもうジャズへ傾倒していたとか。小学生の頃、校内の演奏会用にちびまる子ちゃんの主題歌『おどるポンポコリン』を見事に編曲した、なんて話をきくと静岡県民としてはうれしくなりますね。
立浜松北高校に進んですぐ、彼女の運命を変える出会いがあります。来日していたジャズ界の巨匠、チック・コリアのリハーサルに同席していた上原さんは、うながされるままピアノを弾きました。そこで彼女の才能を見抜いたコリアといきなりセッション。そして来日公演最終日にはなんとステージにあげられて、大観衆の前で共演を行います。なんとまあ、才能の開花の早い人でしょう。
もう1人はイラストレーターの天野喜孝さん。1952年3月26日生まれ。
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
▼
名前を聞いたことがない人も、絵には見覚えがあると思います。
異世界に迷い込んだかのような雰囲気と、細やかで妖艶な画風が有名な方で、一般によく知られているのはゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのイメージボードです。
天野さんのプロのイラストレーターとしてのデビューは、なんと15歳。『ヤッターマン』などで有名なタツノコプロダクションに入社してすぐにバリバリ絵を描き始めます。10代でアニメ『みなしごハッチ』のキャラクターデザインを担当。20代で『新造人間キャシャーン』や『タイムボカン』シリーズなど重要な作品のデザインを任されました。
30歳で独立。この頃『ファイナルファンタジー』の仕事を受け、『グイン・サーガ』『バンパイアハンターD』など小説挿絵を描き、ファンタジックな絵で知られるようになります。絵だけでなく、舞台美術などでもひっぱりだこ。世界各地で個展を開く第一線のアーティストとして活躍中です。
このお二方の誕生日が一緒なのは、もちろん偶然にすぎないのですが、静岡県出身で、「早熟の天才」と言って差し支えない2人の世界的なビッグアーティストが、同じ日に生まれていることには、なんだか因縁を感じてしまいます。
3月26日、静岡生まれのあなた! もしかしたら芸術的才能を秘めているかもしれませんよ!
(by Ko)
コメント