360度の大展望と神秘の池を求めて、玄岳へ
静岡の登山シリーズ、今回は熱海市、田方郡函南町、伊豆の国市にまたがる
「玄岳(くろたけ)」をご紹介。
登山というと、一番の楽しみは「山頂からの展望」と考える人が多いですが、
今回紹介する「玄岳」はもうひとつ別の楽しみがあります。
それはなんと“山の中にある秘密の池”!
JR熱海駅から伊豆東海バス「ひばりヶ丘」行きで約20分。
「玄岳ハイクコース入口」で下車し、少し登ったところに
「玄岳ハイクコース」の標識があります。ここがスタート地点。
コンクリートの坂道を20分ほど上ると、木々に囲まれた土の道に変わり、
ここを40分ほど上ります。
山道を進んでいくと、熱海新道(車道)に架かる陸橋を渡ると
「才槌の洞(さいづちのほこら)」の看板が。
昔この上に洞があったんだそう。ここから本格的な登山道に!
その後、山道には応援歌(?)のような素敵な看板が点在。
これはなかなかの名フレーズ…!
「帰る時私は新品です」
この言葉に励まされ、登り続けていくと、30分ほどで視界が開けます。
熱海市街や港、真鶴半島や初島までを一望できる展望広場へ。
展望広場を過ぎ、看板に従って「玄岳山頂」方面へ。
※ここから行く「氷ヶ池」への道は整備が行き届いていないので使用しないこと!!
「氷ヶ池」への道は、別のルート(下記参照)を利用してくださいね。
その先、笹の道を登りきると広い山頂!!
360度の大展望を楽しめます。
帰りは、登ってきた道とは別の道へ。
途中で伊豆スカイラインを横断。山頂から池までは約20分です。
ロープが張られた急坂を慎重に降りていくと…
そこだけ切り取ったかのような「氷ヶ池」が見えてきます。
山中に突然現れる池。神秘的な風景です。
天候が良ければ池のほとりから真正面に富士山を望むことができます。
帰りは、玄岳IC(料金所の脇に人が歩ける道があります)の通りを道を歩いていくと、
最初に渡った陸橋に着き、ここからは来た道を戻ります。
■標高
標高799.2m
■歩行時間
約3時間30分
■アドバイス
途中に水場やトイレがないので、飲み物の用意は必須。
また、伊豆スカイラインなどの車道を横断するので車にはくれぐれも気を付けて下さいね!
(By あおみ)
※掲載内容は2015年6月30日時点の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。
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