歴史を重ねた十本杉がたたずむ千葉山へ
静岡の登山シリーズ、今回は島田市にある「千葉山(ちばさん)」をご紹介。
千葉山には樹齢千年以上の巨木な杉「十本杉」があります。
山頂のすぐ下には、天台宗の古刹「智満寺(ちまんじ)」が建ち、凛とした空気が立ち込めています。
千葉山を登るルートはいくつかありますが、今回は「伊太丁仏参道」のルートを紹介します。
国1バイパス向谷ICから車で10分ほどのところに「伊太和里の湯」があります。
ここの駐車場からハイキングコースへの看板があるので、そこからスタート。
登り始めは傾斜がきつく感じますがやがて歩きやすい尾根の道になります。
道の脇には石仏が点々としていてかわいらしい!
30分ほど進むと、数百本の“どうだんつつじ”の木が一面に広がる「どうだん原」に着きます。
4月半ばには小さな白い花が咲き、11月には紅葉がキレイなスポット
さらに登るとペンションの裏手に出ます。
ペンションの前は展望スポット。大井川方面を見渡すことができます。
そこから車道を横断し、展望台の分岐点へ。
左側を奥へ進み、展望広場を下るとすぐに十字路が現れます。(※)
右手に進めば「智満寺」ですが、まずは山頂へいくため「後畑」の方に進みます。
15分ほど歩くと十本杉の最初の一本が見えてきます!
高さも太さも一本一本が圧倒的な存在感。
十本杉は国の天然記念物。倒木したものがありすべてが現存するわけではないですが
千年の時を超えて生き続ける巨木にはやはり厳かな雰囲気があります。
十本杉のひとつ「大杉」。高さ9.5m。吸い込まれそうな包容力…!
「大杉」のそばに山頂の標識があります。(展望はありません)
ここから下って「智満寺」でお参りをしてから下山します。
屋根が立派な「智満寺」は天台宗のお寺。
桃山時代に建てられた本堂は、国の重要文化財に指定されています
帰りは…
(※)の分岐まで戻ったら、来た道ではなく「どうだん原」に進むと、
休憩舎への上り下りをショートカットできますよ!
■標高
標高496m
■歩行時間
約2時間30分
■アドバイス
標高は低いですが往復すると距離があります。
体力と時間配分、飲み物などには余裕をもつと◎。
分岐点では標識をよく確認し、行き先を間違わないように!
(By あおみ)
※掲載内容は2015年6月30日時点の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。
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