TNCジモティーズインタヴュー vol.8 Fuji2 加藤正浩 安藤大祐
静岡を拠点として様々な分野で活躍する方を、らびこが紹介。“リレー形式”でバトンを渡し『静岡の輪』を広めていきます。
第8回目は・・・
浜松を中心に、静岡市から名古屋で活動するお笑いコンビ「Fuji2(フジツー)」
お笑いライブ、お祭りやイベントの司会、結婚式、新年会、忘年会、パーティーなどでの余興、インターネットサイト「GOKUTSUBUごくつぶ(極上の暇つぶし)」も運営しているんだよ。
今回のジモティーズインタヴューは、お二人の世界感がいっぱいの楽しいインタビューとなりました。
▲写真左から加藤正浩さん、安藤大祐さん
この仕事を始めたきっかけを教えてください。
加藤:僕は5人兄弟の末っ子。しかも父親がマレーシア人です。それでなのか分かりませんが小さいころから目立つ存在でした。もともと人前に出ること好きな性格でしたので、まさに水を得た魚でした。
▲静岡県西部の報道拠点「プレスタワー」の30周年記念感謝祭
マレーシアの古いことわざで言うと、「きびすを返すなら左足からにしなさい」って所ですかね。ちなみに僕は日本語しかしゃべれませんし、このことわざも僕が今考えたものなので調べても出てこないと思います。 そんなこんなでなるべくしてなったと思ってます。
安藤:幼い頃に僕は夢を見ました。眠りに落ちて見るタイプの夢です。
~薄暗い部屋に僕はいました。どんよりとした部屋はとても居心地が悪く、どうにか此処から出ようと、あたりを見渡しました。しかし扉がありません。カーテンに閉ざされた唯一の窓があるだけです。 せめてこの部屋の雰囲気を変えようとそのカーテンを開けたのです。 するとどうでしょう、まばゆい光が部屋に射しまわりを強く照らしたのです。
その光は強くなるばかり。そのまばゆさにまぶたを閉じると、私の名を呼ぶ得体の知れない何者かの声が聞こえてきたのです。 「安藤よ、貴殿は人に笑顔をもたらすべくこの世に生を受けたのです。他人を笑顔をにしなさい。すなわち他人に笑顔を与え幸福を与えるのです。それが、それこそが宿命なのです。」
見れば目がつぶれ、声を聞けば進んで命を投げ出すほどの光の中での、この神の啓示に 安藤「嗚呼、此れはまさにそういふことなんだな。」 そのとき全てを悟りました。 公務員になって着実に生きよう!~
後に公務員試験には結局失敗し、民間企業に就職したのですが趣味で入っていた劇団の先輩の紹介で加藤君に出会いコンビを組み現在に至ります。
今の仕事でいつも必ず持っているもの・やっている事はなんですか?
加藤:ネタ帳とかボイスレコーダーとかいろいろありますが、一番大事なアイテムを紹介したいと思います。 僕が常に持ち歩き、ここぞという時に勇気をもらっているのは“関ジャニ∞”のCDですね。 本番直前や緊張でどうしようもないときなんかは聞いています。特に「無責任ヒーロー」はお気に入りです。 関ジャニ∞からもらった勇気を笑いに変えてお客さんに返してるって感じですかね。あはは。
安藤:僕がこの仕事をするにあたり、いつも持ち歩いているものは、そうですね、家の鍵ですかね。 なーんて、冗談です(大爆笑)。 まじめな話ですと、なるべく荷物を持っていかない、逆に準備をしない。 それは手を抜いていいるわけではなく、いついかなるときもどんな状況でも全てを笑いに変えるという僕のむき出した闘争本能です。 カッコいい言い方でいうなら僕がいつも持ち歩いているものは「覚悟」ですかね(ファンは恍惚)。 あ、あと仕事に行くときは絶対服を着ていきます(大爆笑)。
この仕事をしていてうれしかったエピソードを教えてください
▲ファンのみなさま・共演者と
加藤:この仕事の素晴らしいところは、舞台に立ち、人前でしゃべり聴衆を笑顔にするということ、毎回行われる全ての現場で皆さんの笑顔を見れることが何より幸せです。 付け足すならば、漫才以外にギターで轢き語りが出来たり、オリジナルの振り付けのダンスを披露できたりと、いろいろな表現方法で皆さんに見てもらえるって所ですかね。
その中でも特別なエピソードは、遠くのお客さんがわざわざ足を運んで見に来てくれることですね。 普段は浜松を主に活動しているのですが、たまに名古屋でライブをやったときに浜松のお客さんを客席で見つけると嬉しいです。逆に浜松のライブで名古屋のお客さんが来てくれたりもします。 遠くまで申し訳ないなと思う反面、ものすごく嬉しいです。
安藤:あ、加藤君と全く一緒でしたね。今回は。 あれですよ、加藤君がすげーいいこといったからソレ戴き!ってわけじゃないですよ! 名古屋のお客さんが浜松で足を運ぶアレですよね? 僕も思ってました。逆に先に言われて悔しいところです。
逆にこの仕事をしていて大変だと思うことはなんですか?
加藤:ずばり即答!「ネタ作り」です。これはほんとに辛い。生みの苦しみってやつです。相方の安藤くんは全然生まないので。基本僕がネタを作ってます。毎月平均で3回のライブがあります。 全てのライブにきてくださるお客さんもいるのでなるべく違うネタでお迎えしいのですが現実はなかなか難しいです。
▲vol 127 浜松爆笑お笑いライブin窓枠
それでも月に1つ以上は新ネタを作るようにしています。 この記事を読んで僕のこと大変だなーと思って頂けたら是非皆さん、ツイッターやフェイスブックなどで安藤くんにネタ作ってくださいってお願いしてください!!切実です。
安藤:あまり大変だと感じることは無いのですが、芸人仲間がやめていくのは切ないですね。 ラストライブを目の当たりにすると目頭が熱くなります。そんなときはやっぱり厳しい世界なんだなって感じます。
いずれこうしたいという夢はありますか?
加藤:僕の夢は安藤くんがお爺ちゃんになっても相変わらず漫才していたいですね。僕と安藤くんは歳がちょうど一回り離れているので安藤くんが還暦になっても僕はまだ48歳ですね。いやーそう考えるとすごいなー。中年と老人の漫才ってどんなネタになるんだろう。楽しみです。
安藤:そうですね、僕も歳をとったら多分ですけど頭に集いし漆黒の戦士たちが己の背負った宿命から解き放たれてそれぞれの道を歩み寂しくなると思うんですよ。
あ、この世界の言い方でいうと髪が薄くなるということですね。そしたら多分ですけど、僕は頭の頂点部分がだけが生えなくなるタイプの薄毛になると思うんです。そしたら残ったサイドと後頭部の部分の髪を伸ばして本場の域のちょん髷を結いたいですね。そしたら初対面の人だと「すごい髪型ですね。」っていうじゃないですか、そしたら僕はこう言います。 「う~ん!タイムスリッピ!」 これが僕の夢ですね。
それ以外にこれといってないですけど強いて言えばネットを通じて世界に笑いを発信して浜松の名を轟かせたいです。今はお笑いと言ったら大阪ですけど浜松だって負けてないって思われたいです。 浜松に来ないと生のFuji2は見れない、そしてたくさんの人が浜松に足を運ぶって風になったら最高です。お笑いで浜松を盛り上げたいです。
▲石原さとみさんが好き過ぎてやってしまいました。「石原あんどみい」
Fuji2さんにとって静岡とは?
僕たちにとって静岡は活動拠点です。あえてお笑いという文化があまり根付いていないところでお笑い活動をやるのは難しい挑戦だと思います。けれど今の時代はネットもあるし新幹線だってすごい早いです。やろうと思えば静岡でだって出来る。逆に静岡でしか出来ないことをどんどんやっていきたいです。

加藤:浜松市中区肴町にある焼鳥「鳥ばっちり(とばっちり)」というお店です。 おススメの串は牛ざぶとんです。一頭から数キログラムしか取れない希少部位を贅沢に串にたっぷり刺さって焼いてくれます。実は相方の安藤君ともよく行きます。もしかしたらFuji2にあえるかも!?お店であったらいっぱい奢ってね。(てへぺろ)
安藤:湖西市にある「フレッシュベーカリーこげつ」が断然おススメです。圧倒的にパンが売っているのですがうまさに愕然です。本能的に足を運んでしまいます。売り切れを未然に防ぐために早めのご来店を推奨します。
最後にご自身のアピールポイントをお願いします。
僕たちを含め、浜松で活動している芸人たちで開催しているお笑いライブを是非皆さんに見に来て欲しいです。テレビのスイッチをつければ、手軽にバラエティが見れますが生のライブでしか伝わらない“芸人とお客さんとの一体感”を是非体験して欲しいです。人とのつながりが希薄だといわれているからこそ笑いでつながりましょう。
静岡から名古屋を中心に活動する、加藤正浩・安藤大祐の二人で結成されるFuji2(フジツー)。お笑いライブを始め、各種イベントMCやパーティの余興などもこなす新進気鋭のお笑いコンビ。 ■浜松爆笑お笑いライブin窓枠 開催(毎月第四金曜日/浜松市) ■お笑いライブ 吽~hum~ 開催(毎月第三日曜日/浜松市) ■笑カフェぱぴぽんお笑いライブ 開催(毎月第四日曜日/浜松市 ) ■お笑いライブ 阿~A~ 開催(隔月で偶数月/静岡市) ■インターネットサイト GOKUTSUBUごくつぶ(極上の暇つぶし) 共同運営 |
(byあっきー)
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