2000万年前の地層に会いに、神尾横臥褶曲へ
静岡のプチ登山シリーズ、今回は島田市にある「神尾横臥褶曲(かみおおうがしゅうきょく)」へ。
今回の山歩きの目的は、眺望ではなく“地層”。華やかさこそないけれど、荒々しく露出した地層を見ていると、地球が生きていることを実感するような迫力があります。
スタート地点は、改札も駅舎もない大井川鐡道の神尾駅。
目に入るのは…、線路脇にずらりと並ぶタヌキの置き物たち。
憎めない顔をしていてかわいい!癒されます。
視線に見送られつつ駅前の広場を少し進むと、道が二手に分かれます。
「ここより1km」の矢印に沿って右手へ。農道のような道を進んでいきます。
竹林の中に作られた道は歩きやすく気持ちがいい。
駅からほんの少しの場所にこんな眺めがあったとは驚き!
少し進むと分岐点に。看板があるので右側(河原側)へ。
ここにもぽんぽこタヌキが。もう、かわいすぎるぞ。
河原へ到着。
砂と砂利の道は、まるで砂漠のよう。
しばらく進むと、左手に横臥褶曲断層が現れます。
横臥褶曲とは、地層に巨大な横圧力がかかり、
まるでふとんを折り曲げるように上下が逆転した現象のこと。
大地がうねり、盛り上がるさまは迫力満点。
登山の醍醐味である眺望とはまた違った自然の素晴らしさを感じられるはず!
帰りは来た道を戻ります。歩行時間は1時間程度。
駅からすぐにスタートでき、平坦な道なので、初心者さんにもおすすめのコースです。
■標高
約100m
■歩行時間
約1時間
■アドバイス
河原では陽射しをさえぎるものがないため、帽子と長袖の服で紫外線対策を。
また、大雨の後などで水量が多いときは、河原に下りる前に状況を確認してからにしましょう。くれぐれも無理はしないこと。
■アクセス
大井川鐡道の運行本数が少ないので時刻はあらかじめ調べておくのがベター。
駅前には駐車スペースがあるので、駅に車を停めてスタートしてもOK。
(By あおみ)
※掲載内容は2015年12月時点の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。
初めて見てびっくりしました。新発見のは素晴らしいです。現場に一度見に行きたいです。
投稿: | 2020年2月11日 (火) 15時01分