巨人伝説が残る、ダイラボウへ
静岡県内のプチ登山シリーズ、今回は静岡市の「ダイラボウ」へ。
初心者でも手軽に登れて、眺めは一級品!
ちょっと変わったこの名前は、巨人伝説「ダイダラボッチ」に由来していることから。
山頂は足跡のようなかたちをしていて、その昔、ダイダラボッチが富士山を作った時にできたと言われている山なんだとか。
スタートは静岡市と藤枝市をつなぐ県道209号沿いの西又峠登山口。
静岡方面から行くと、車道の右手にあります。
初めから傾斜があるのでちょっと不安になるかもしれませんが…、
全体を通してよく整備された歩きやすい道なので、慌てずにのんびり歩くのがコツ。
登山道の大半は林の尾根。植林された道や、竹林の中を進んでいきます。
あたりは木々に包まれ、聞こえるのは葉擦れの音ばかり。心地いい~。
しばらく進むと登山道の左側に茶畑が現われます。
頂上まで展望はありませんが、さまざまな種類の木や草に注目しながら歩くと
なかなか楽しいです。
説明書きもあるので、読みながら進めば、植物博士になったような気分に!
ところどころに行き先を示す看板もあるので、道に迷うことはありません。
山頂へ到着。上りは1時間10分程度。
空気が澄んだ秋冬の午前中なら、静岡市街から駿河湾までを一望できます。
岩やベンチが点在しているので、腰をおろしてゆっくりと眺望を楽しみましょう~。
藁科側の流れが奥の駿河湾に向かって続く。手前を横断しているのは新東名高速道路。
「だいらぼうの話」が書かれた看板も。
山頂でのお楽しみ、携帯コンロでお湯を沸かしてコーヒータイムを楽しむのも贅沢!
山で飲むハンドドリップは格別です。
ぜひ昔話の大男になった気分で(?)、山頂からの眺めを楽しんでみては?
■ダイラボウ
静岡市
標高561m
■アクセス
西又峠登山口
■所要時間
約2時間10分(上り 1時間10分、下り 55分
(By あおみ)
※掲載内容は2015年12月現在の情報に基づいており最新の情報とは異なる場合があります。
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