TNCジモティーズインタヴュー vol.17 イラストレーター 伊東顕(いとうひかり)
静岡を拠点として様々な分野で活躍する方を、らびこが紹介。“リレー形式”でバトンを渡し『静岡の輪』を広めていきます。
第17回目は・・・


小さい時に入院した事があり、時間を持て余してずっと看護師さんの絵を描いていたのを憶えています。
また、通っていた幼稚園が、絵の教育に力を入れていて、いろんな画材とテーマで絵を描き、展覧会にもたくさん出展しました。賞状がもらえるのが嬉しくてどんどん絵が好きになっていきました。単純なんです (笑)
このお仕事をするようになったきっかけは?
私は、静岡大学の教育学部だったのですが、教師採用試験を受けても補欠合格で、枠があかず、かなり焦りながら就職活動をしていました。
そんな中、東京のある専門学校の面接の帰りに、知らない男の人に絡まれてしまい、その時に助けを求めた人が、たまたま当時大ブレイクしていた“HEYたくちゃん”というモノマネ芸人だったんです。
彼は上京してきた私を心配してくれて、親身になって話を聞いてくれました。『私なんて、絵が描けても就職も決められない』『本当は絵の仕事がしたいけど、そんなの無理』と、躍起になっていた私の絵を観て『あなたの絵は素晴らしいし、感動したよ!自分を信じて発信していけば、かならず誰かが応援してくれる。自分の才能を信じれば夢はかなう!』と励ましてくれた事で前向きな気持ちになることが出来ました。
その後、制作会社へ入ることが出来、テレビの番組セットを制作したり、番組を作る経験を経て、今はウェルカムボードなど、絵を描く仕事へ移行していきました。
ウェルカムボードを描くきっかけになったのは、大学時代のサークルで部員の誕生日に、似顔絵をプレゼントする定例企画があり、美術科の私が絵を担当していました。
その後も、サークル仲間たちが結婚式の時に、ウェルカムボードを描いてほしいと頼まれることが多く「これは、多くの需要があるのでは?」と思ったのがきっかけではじめました。


“黄色の魔法”は、中学校時代にある女の子が描いた「街の風景と道行く人」の絵をみて、その”黄色”の使い方にハッと瞳を奪われるほど感動したからです。
黄色を使うと、ほかの色も美しく発色し、あったかい雰囲気が出るんです。彼女の絵が教えてくれたことは、私の作品作りの軸になっていると思います。

両親が鑑定士を生業にしていたので、天文学や、占いの世界には関心がありました。そのせいか、学校の友人から手相を見てほしいと言われることが何度かあり、手相ってニーズがあるんだと感じて、手相を勉強し始めました。その時、大学では美術デザインを専攻していていたので、手相と絵のコラボってありそうで、ないなぁとひらめいたのがきっかけです。

手の平に刻まれている自分の可能性を絵として残し、忘れずに意識することで、望んだ未来を創造してほしいという願いから、手相イラスト鑑定(手相の絵を描きながら鑑定する)という、今のスタイルになりました。

絵は“からだ”と“こころ”のバランスが、鏡のように映り込むものだなぁと感じているので、自分自身が常にベストな状態でいられるように心がけています。
また、人物を描くときには、お互い笑顔でコミュニケーションをとりながらリクエストに添えるように努めています。

絵を見た瞬間に、キラキラした笑顔で喜んでもらえた時です。
幸せな時間、二度とない時間を、一緒に共有して、ともに喜びあえるというのは、とても尊いことで、みなさんのおかげで今があり感謝しています。
また、日々色々な素材を使って絵を描くことにチャレンジしていますが、最近お店の方に「黒板に、絵を描いてください」と依頼をうけ、チョークアートにもチャレンジしました。
このお仕事をしていると、たくさんの方との“出会い”からさらに仕事の幅が広がります。これからもどんな出会いがあってどんな素材で描いていくのかとても楽しみです。

言葉にすると、ちょっと照れくさいですが、描く対象への“尊敬”と“愛”だと思っています。

日本一が3つある、静岡。日本一の山・富士山、日本一美しい川・安倍川、日本一深い・駿河湾。いのちと自然にめぐまれた、奇跡の土地“静岡”生まれることができて本当に幸せです。

靜岡縣護國神社(しずおかけんごこくじんじゃ)の神聖で澄んだ空気が大好きで、疲れた時に足が向きます。
神社の裏には、谷津山というおおきな山があり、その山頂からは竜爪山が見えます。そこでのんびりお弁当を食べたらほんとに幸せ。子どもたちが、神社の芝生の上で遊んでいる姿にも癒されます。
伊東さんの作品は笑顔がいっぱい!観ているだけで元気がでちゃうね。伊東さんの作品にコラージュされているお花も、花言葉に素敵なメッセージが込められてるんだ。愛情いっぱいの伊東さんの作品らびこもほしいな。


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伊東顕(いとうひかり)静岡大学 教育学部・美術デザイン専攻卒業 デザインと芸術について学ぶ。 美術教師の免許を取得。 テレビ番組の制作会社に入社し、 番組のセットのデザインや、 台本製作、番組のPRに携わる。 退社後、イラストレーターとして、 結婚式の ウェルカムボードや制作し、 似顔絵ボード制作など開始。 イベント出展にも積極的にチャレンジし、 造花や、様々な素材をコラージュする 独創的な作品を制作する。 結婚されるご夫婦や、贈り物の依頼主から、 感動の声を多数を頂いている。 |
■伊東ひかりOfficial WebSite
http://pikasun.wix.com/atelier-hikari
■伊東ひかりOfficial blog
http://ameblo.jp/pikari724/
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(byあっきー)
※掲載内容は2016年6月20日取材の情報に基づいており、最新の情報とは異なる 場合があります。
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