大河ドラマの世界を体感! 北条義時ゆかりの地に誕生した「鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館」
2022年NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公は北条義時。平安末期から鎌倉初期にかけて、義時が武士の頂点である執権になるまでを描いた物語。静岡県内の各地でロケが行われているので、毎週楽しみにしている県民も多いのでは?
義時の生誕の地である伊豆の国市に『鎌倉殿の13人』の世界が体験できる施設が誕生したと聞き訪ねてきました。
東名高速沼津ICから車で30分ほどの場所にある「韮山時代劇場」の一角に、大河ドラマ館として公開されています。
2022年1月15日にオープンし、来場者は約3ヶ月で50,000人を超える人気ぶり!土・日曜、祝日には1日1,000人前後も来場するそう。
大河ドラマ館は鎌倉幕府の本拠地・鎌倉市にもありますが、伊豆の国市の施設のみの展示もあるため、両方訪れる方が多いそう。
伊豆の国市の施設の魅力は、北条氏の故郷であることと、手作り感あふれるおもてなし。田舎武士だった北条氏がのんびりと暮らした空気を感じながら、地元の農産物やお土産を買って楽しめます。
地元の方が制作した「まゆ玉」と「吊るし雛」が飾られたエントランスには、歴代の大河ドラマ作品のタイトルや主演俳優が書かれたパネルが貼られています。
こちらはなんとスタッフさんの手書き。「この作品あったね~」と盛り上がるのが楽しく、週末は人だかりになることもあるそう。
ストーリーやキャストを紹介するパネル・衣装の展示とメイキング等の映像が見られるコーナー。
今作のドラマで特に力を入れたのが、衣装やセットを史実に基づいたものにすること。大河ドラマの衣装はきらびやかなイメージですが、北条氏は田舎に住む武士最初の姿ということで、義時の着物もアースカラーで色ツヤのない木綿素材。実際に着用したものを展示しているので、ぜひチェックを。
映像コーナーでは、10分ほどの映像を3本観ることができます。特にメイキング映像は小栗旬さんのインタビューや来館者に向けてのメッセージなども収録されているため、ファン必見です。
新垣結衣さん演じる八重姫のパネルは、鎌倉市の大河ドラマ館にはないもの。等身大の八重姫と一緒に撮影してみては?
ドラマの撮影は、伊豆の国市内にスケールの大きなオープンセットを組んで行われ、多くの地元の方がエキストラとして参加されたそうです。
館内では、セットをドローンで撮影しCG処理した映像を見ることもできます。
撮影で実際に使われた小道具も展示されています。手前は、第4話で八重が頼朝に放った矢。
頼朝が肌身離さず持ち歩いていたとされる、2~3cmほどの観音像(複製品)は鎌倉時代を綴った歴史書『吾妻鏡』にも記されているもので、当時の信仰のあり方を知ることができます。細かいところまで再現した、ドラマの美術チームの心意気を感じました。
第2話で頼朝と義時が露天風呂に入るシーンを再現したフォトスポット。頼朝と義時になった気分で、烏帽子(えぼし)をかぶり、無料で撮影ができて人気です。
烏帽子は長いものが殿様で短いものが平民。青年男性の印でありお風呂に入る時もかぶっていたと言われており、ドラマでも再現されていました。
伊豆の国市には、北条家ゆかりの地や文化財が多くあり、北条氏の館の跡地「史跡北条氏邸跡(円成寺跡)」や、源頼朝が配流された、富士山を眺める頼朝と政子をイメージした像のある「蛭ヶ島公園」などが、まとめてパネルで紹介されています。
当時に思いを馳せながら、訪ね歩くのもいいですね。
隣接する「伊豆の国物産館」は、義時関連グッズのほか、いちごなどの農産物、地元の名店のお菓子など、魅力的な商品がぎゅっと集まったお店。道の駅のような雰囲気で、買い物が楽しめます。
大河ドラマ 鎌倉殿の13人 御朱印帳3500円(税込)
地元で採れたいちごを使ったお菓子も人気です。苺大福は、お姫様をイメージしたオリジナル。
苺バターどら焼180円(税込)、苺大福240円(税込)
伊豆産のみかんやニューサマーオレンジなど、フルーツを使ったジャム各種756円(税込)~
「鎌倉殿の13人 伊豆の国 大河ドラマ館」は、三島や熱海などからアクセスしやすい立地も魅力。温泉地も近いので、ドライブがてら立ち寄ってみては?
【住所】静岡県伊豆の国市四日町772 韮山時代劇場内
【電話番号】055-949-8606
【営業時間】9:00~17:00(最終入館16:30)、物産館は9:30~17:30
【定休日】毎月第1水曜(2022年5・8月、2023年1月は無休)
【開館期間】2023年1月15日(日)まで(予定)
【アクセス】伊豆箱根鉄道 韮山駅から徒歩5分
【駐車場】180台(大型バス2台)
【入場料】一般400円(税込)、中学生以下100円(税込)、未就学児無料
[Text by 小長井真由子(FIKA)/Photo by 水上奈保]
※掲載内容は2022年4月時点での情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。
※当社では、各店舗・施設・イベント等に関する個別のお問い合わせにはお応え致しかねますのでご了承ください。
私は神奈川県に在住する者ですが、「鎌倉殿の13人」が好きすぎて、鶴岡八幡宮平家池付近にある大河ドラマ館にはもちろん、こちらの大河ドラマ館にも数十回お邪魔させていただいております。なんと言っても頼朝様、義仲様、巴御前様だったり、尼御台だったり、宗時公もそうですし、伊東の爺様も、みんな個性が強くて、でも自分の決めたことを貫き通すというまっすぐさ、真剣さ、情熱さがあってという魅力に惹かれて、よく静岡県に行く際には立ち寄らせていただいております。伊豆の国市の大河ドラマ館に行く際には、こちらのサイトと大河ドラマ館のホームページを読ませていただいてから毎回行っております。こちらのサイトは大河ドラマの魅力が詰まっていて素晴らしいと思います。ここに書いてある御朱印帳やジャムなど様々なものを買わせていただきまして、大変満足しております。素晴らしい文章で魅力を引き立ててくださり、感謝しかこざいません。本当にありがとうございます。これからも頑張ってサイト運営をしていってください。また、この大河ドラマが終わっても北条義時のことや、源氏再興の地であることを発信していただきたく願います。静岡の魅力を発信して、それを読んだ方が静岡について好印象を抱いてくれることを、静岡の者ではございませんが、心から願っております。もう一度言うことになりますが、これからも頑張ってください。応援しています。
投稿: 匿名希望 | 2022年10月10日 (月) 16時44分